横浜DeNAベイスターズはシーズン開幕戦を間近に控えた18日、「横浜DeNAベイスターズ出陣式 2025」を横浜の観光地の一つ、みなとみらい・グランモール公園で開催した。
三浦大輔監督を筆頭に、キャプテンの牧秀悟、開幕投手に決定している東克樹と侍戦士・山本祐大に加え、この日ファームで快投を披露したトレバー・バウアーが登場。集まった大勢のファンの前で、今シーズンの健闘を誓った。
まず5年目の指揮を執る三浦大輔監督が「寒い中ですが、皆様の熱気で今日のイベントを温めて下さい」と挨拶。続けて「キャンプでは少し怪我人が出ましたけども、ほぼ順調に来てるかなと思います」とここまでのチーム状況を報告した。
続いて各選手にマイクは移り、個人目標を各々告白。まず牧は「ここまで怪我もなく、フォアボールも取れて真っ直ぐにも対応できているので、すごくいい状態だと思います」とキッパリ。さらに「30本は打ちたい」とホームランを自身初の大台に乗せたいと意気込んだ。
続いて東は「3度目の開幕投手ということで、責任を感じながら投げたいと思います」と大役に気を引き締めたが、現在は花粉症に悩まされていると明かし「その影響でまだ調子出てないみたいです」と女房役の山本からはイマイチとジャッジされていた。
2年ぶりNPB復帰のバウアーは「皆様に来ていただき嬉しいです」とファンへの変わらぬ想いを伝えつつ「リーグ優勝、日本一、そして沢村賞を取りたい」と言い切った。
また山本祐大は「背番号にちなんで50ホームラン打ちたい」とぶち上げるなど、ショーマンとしての一面も披露した。
三浦監督は「去年はリーグ優勝できなかったので、“奪首”の想いを込めて戦っていきたい」と今年のチームスローガン“横浜奪首”の意味を説明。ラストは「いよいよシーズンが近づいてきました。先程の応援歌ですごくパワーをいただきました。今シーズンも皆様と一緒に、一年間熱い思いを持って一生懸命戦っていきます。お力添えをよろしくお願いします」とファンに共闘をお願いしてイベントを締めた。
今年こその想いを込めて、約1,500人のファンの前で出陣式を行ったベイスターズ。悲願へ向け、横浜の街全体で突き進む。
写真・取材・文:萩原孝弘