「バッティングで結果を残して、最後まで試合に出るという思いが強いです」
ロッテの友杉篤輝は都城春季キャンプ中、今季は試合途中に代えられることなく、最後まで試合に出場し続けると意気込んでいた中で、4月19日の楽天戦から先発出場した試合は6試合連続で最後まで出場している。
その要因として、バッテイングで結果を残していることが挙げられる。代打で安打を放った4月18日の楽天戦から現在7試合連続出塁中。『7番・ショート』でスタメン出場した4月28日の楽天戦でマルチ安打をマークすると、翌29日の楽天戦も11年ぶりに日本球界に復帰した前田健太から2安打。ここまで打率.340と打撃好調だ。
都城春季キャンプでどのくらいの率を残したいか訊いた時に、「率で見ちゃうと浮き沈みしちゃうので、ヒット数、100本くらいは打ちたいと思います」と打率ではなく、積み重ねていく安打数を目標に掲げた。
◆ 昨秋からここまでの打撃
友杉は昨年ZOZOマリンスタジアムで行われた秋季練習では、「もともと高くあげていますけど、より早めに上げて長く使えるように意識しています」と、シーズン中よりも左足を上げている時間を長くして打っていた。
その理由について「もともと、長く(タイミングが)取れている時がいい時なので、今はあえて早く(左足を)上げて、わざと長くしている感じです」と説明し、都城秋季キャンプでも「変わらず長い間合いで打ちながら、あとは重心が前に行かないように、頭の位置が動かないようにやっていました」と継続した。
一冬超えて、都城春季キャンプでも左足を上げて、頭の位置を動かさないようにという部分を意識して打った。
シーズンが開幕してからは「基本的には先にすり足というか、持ってきてからイメージで剛さんにアドバイスをいただいています」と、すり足気味に打ったり、左足の上げ方を小さめにして打ったり、ピッチャーによってタイミングを変えて打ったりしている。
それは頭の位置を動かさないことを念頭に置いているからなのだろうかーー。
「そうですね、あまり前に突っ込みすぎないようにやっています」
友杉が得意の5月にいよいよ突入する。23年こそ5月の月間打率.259(27-7)だったが、24年が5月の月間打率.323(62-20)、昨季は5月の月間打率.311(45-14)と2年連続3割以上マーク。プロ入りから昨年までの3年間の5月の打率は.306(134-41)だ。
オープン戦で打率.167と苦しみ、開幕はベンチスタートだったが、4月19日の楽天戦以降は『7番・ショート』で、6試合連続で先発出場する。「ちょっと無駄なミスも多いので、守備もしっかりしながら、バッティングでもアピールできたらなと思います」。7番・友杉からチャンスメイクし上位に繋ぐ攻撃で、得点を奪う機会が増えている。守備力は高く、打撃面で安定性が出てくれば、レギュラーも見えてくる。
取材・文=岩下雄太