今季から選手会長に就任したロッテ・横山陸人は、開幕から勝ち試合の9回を務め、ここまでリーグトップタイの8セーブをマークする。
開幕戦となった3月27日の西武戦、3-1の9回に登板し、13球を投げ、被安打0、2奪三振、無失点に抑え、チームの今季初勝利、サブロー監督の監督初勝利、毛利海大のプロ初勝利に導いた。
初登板から4試合連続被安打0に抑える抜群の安定感を見せ、4月12日の西武戦、1-0の9回に登板し、源田壮亮に同点適時打を浴びたが、4月14日(火)の週の働きは見事だった。
雨が激しく降る中行われた4月15日の日本ハム戦。横山は今季初めて8-7の7回二死走者なしの場面で登板。万波中正を1ボール2ストライクから空振り三振に仕留めると、イニング跨ぎとなった8-7の8回には二死一、二塁で奈良間大己に1ボールを投じた後、降雨により約20分間の中断。
「正直、難しい場面ではあったと思うんですけど、逆にあのまま二死一、二塁で、勝負してたら打たれていたかもしれないので、1回間がおけたことで自分も落ち着けて考える時間もできました。(佐藤)都志也さんともしっかりどういう入りをして、どういうイメージをして抑えようと話ができたので、いいイメージを持って試合再開してその通りに投げられた。そういう面では、自分的には良かった中断だったのかなと思いつつ、いい経験ができたと思います」
中断後、奈良間を2ボール2ストライクから投じた6球目のシンカーで空振り三振に打ち取り、ゼロで切り抜けた。
前日イニング跨ぎのリリーフも翌16日の日本ハム戦も、5-3の9回にマウンドへ。安打を1本打たれたが、3つのアウトのうち2つを三振で奪うなど、無失点で試合を締め括った。
4月19日の楽天戦は、8-5の9回に無死満塁で1点も入らなかった中で、その裏、横山が登板。攻撃時間が長かったことに加え、1点も入らず、楽天に流れが傾きかけている中、「攻撃時間が長かったんですけど、集中力を切らさずブルペンでも準備ができていた」と、先頭の小郷裕哉にライト前に運ばれたものの、続く中島大輔を遊飛、小深田大翔を右飛、辰己涼介を投ゴロで試合を締めた。「そういうところ(集中力を切らさず準備できているところ)が今良い結果につながっているのかと思うので、これからも継続していければと思います」と胸を張った。
4月14日の週は3試合に登板したが、どのマウンドもハードな場面だった。それだけ、チームから信頼を受けているようにも見える。
「試合に使っていただけるだけでもありがたいですし、大事な場面を任せていただけるのは貴重な経験をさせてもらっていて、しっかりそれに応えられているので良かったのかなと思います」
4月28日からの楽天2連戦では、2試合ともセーブシチュエーションの場面だったこともあり連投となったが、29日の試合では1イニング3つのアウトを3球で仕留めた。
「今のところ特に問題なく、試合に投げられていますし、体の状態も全然問題ないので、これからしっかりケアとかに気を遣って1年間シーズン通してやっていければなと思います」
勝ち試合の最後をシーズン通して締めくくり、自身が今季の目標の一つに掲げる最多セーブのタイトルを獲得してみせる。
取材・文=岩下雄太