ロッテ・河村説人(撮影=岩下雄太)

 「調子は悪くない。ストレートがもう少し上がってくるかなという感覚はあるので、調子を維持しながらもう一段ストレートのスピードも上げていけたらいいなと思います」

 ロッテの河村説人は、6回を1失点にまとめた4月10日の西武戦以降、ファームで2試合に登板しているが、いずれも6回を投げ、ヤクルト二軍戦が2失点、ソフトバンク戦が無失点と安定した投球を披露している。

 今季一軍初登板・初先発となった4月10日の西武戦、0-0の初回一死走者なしで桑原将志に2ボールから投じた3球目のインコース140キロストレートファウル、0-0の初回二死走者なしで岸潤一郎に1ボールから2球目インコースのストレートでファウル、2ボール1ストライクから4球目のインコース137キロのストレートで空振りを奪うなど、“右打者のインコース”を攻め込んだ。

 右打者のインコースに投げている球はシュートか確認すると、「厳密にいうとストレートなんですけど、シュートを練習したりしています」と明かした。

 西武戦では初回、右打者のインコースのストレートが多かった。そこはこだわっている部分なのだろうかーー。

 「う〜ん、そうですね」と少し考えた後、「元々投げてはいたんですけど、左バッターに比べて右は少しバリエーションが少なくなってしまうというか、左だとカットボールとかでもインコース使えますが、右はそういう球がない。その分インコースをしっかり投げていかないと、バリエーションという部分では少なくなっちゃうので、投げるようにしています」と説明した。

 この日、インコースを意識させた中で、外の球で打ち取る場面もあった。「相手バッターの傾向にもよりますけど、インコースを使わないと球速もないので、ストレートを速く見せる部分では大事かなと思います。使うことで変化球も効果的になるんじゃないかなと思います」

 この日の登板を最後に、ファームでの登板が続いているが、4月17日のヤクルト二軍戦が6回・61球、4月28日のソフトバンク二軍戦は6回・67球と省エネ投球が目立つ。

 「目標はああいう球数でいくのがベストですし、三振はその分少なくなるんですけど、球数が少ないのは理想かなと思います」

 今季もストレート、変化球を満遍なく投げて抑えている。「ストレートにもこだわりを持ってやっていますけど、ストレートを活かすための変化球。とにかく勝負する球を増やすというか、バリエーションが多い方がいいと思うので、そこは意識してやっています」

 都城春季キャンプの時に精度を上げたいと話していたフォークも、「すごい安定していますね。だいぶいいです」と手応え。

 一軍登録抹消後もファームで安定した投球を披露する河村。いつ一軍先発のチャンスが来てもいいように準備を続けていく。

取材・文=岩下雄太

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岩下雄太

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