ロッテの育成2位・高橋快秀(四国ILplus・徳島)が23日の中日との二軍戦で、一軍の本拠地・ZOZOマリンスタジアムのマウンドに初めて上がった。
3-5の9回に登板した高橋は先頭の津田啓史を2ボール2ストライクから6球目の149キロストレートで空振り三振に仕留めると、続く中村奈一輝を2ボール2ストライクから5球目の150キロストレートで一ゴロ、最後は代打・森駿太を3ボール2ストライクから127キロのスライダーで空振り三振に斬って取った。初のマリンでのマウンドで、最高の投球をマリーンズファンの前で披露した。
◆ 奪三振
高橋はこの日2つの三振を奪ったが、「三振率が悪いので、三振が取れる球を磨いていきたいと思っています」と、試合前まで12試合・13回を投げて、奪三振は8と奪三振率は5.54と“三振の少なさ”が気になる部分だった。
武器であるスライダーは5月5日の取材で「今カウント球でスライダーを投げているんですけど、そこはしっかり投げられてきていて、三振取りに行く球が完璧じゃないのかなと思いますね」と話していたが、現在は「だんだん自分の想像というか、イメージ通りになってきているかなと思います」と納得のいくボールが投げられるようになってきた。
フォークは4月28日のソフトバンク二軍戦、1-0の9回先頭のイヒネ・イツアが3ボール2ストライクから投じた6球目のインコース134キロフォークで空振り三振を奪ったのは非常に良かった。高橋本人も「良かったんですけど、あれを狙って投げられるようにしっかりやっていきたいと思います」との考えを示す。
自分が思い描く変化球を投げるために、「キャッチボールからストレートだけでなく、フォーク、スライダーもしっかり投げられるように意識してやっています」とのこと。
ストレートは6月16日のオイシックス戦、2-8の9回一死走者なしで右打者の小園修矢に3ボール2ストライクから空振り三振に仕留めた外角151キロのストレートが非常に素晴らしかった。
高橋はストレートについて「悪くはないと思います」と一定の手応えを掴む。その中で、ここ最近の登板を見ていると、春先に比べてストレートが強くなった印象を受ける。
高橋にそのことを伝えると、「自分的にはそんな変わりはないんですね。フォームとかも全然変えていないので、開幕と変わらずやっています」と、返ってきた。
ストレートでガンガン押していく投球が目立つ。「ピッチャーコーチとかにもストレート中心、まずはストレートと言われているので、自分のストレートで打ち取ることができるように心がけてやっています」と説明した。
高橋は3月14日の日本ハム二軍戦のプロ初登板から13試合連続自責点0だ。ゼロで抑えていることについて「意識はしてはいないんですけど、自分の投球をするだけかなと思います」とキッパリ。自責点を0で抑え続けている中で、イメージした通りに抑えられているのだろうかーー。
「自分が思っていた以上の結果が残せているかなと思います」
一軍の舞台に上がるためには、支配下選手登録になる必要がある。「変わらず自分のピッチングでしっかり抑えていけたらと思います」。ゼロに抑え続けた先に支配下選手登録が待っている。
取材・文=岩下雄太