第4回ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）の決勝ラウンド進出に王手をかけた侍ジャパンは15日、2次ラウンド（プールE）の最終戦でイスラエルとの一戦（東京ドーム／19時）に臨む。

　今大会無傷の5連勝で決勝ラウンド進出に王手をかける侍ジャパンは、「5番・一塁」に昨夜の“ヒーロー”内川聖一を起用。「疲れがあったので。先を見据え（稲葉コーチ）」中田翔はベンチスタートとなった。また、2次ラウンドに入ってからスタメンを外れていた鈴木誠也が「7番・右翼」でスタメンに復帰している。
　
　先発は、ここまで中継ぎとして4回を無失点に押さている千賀滉大。打者12人から7奪三振を奪う快投を見せ、指揮官からの抜擢を受けた。石川歩む、菅野智之、武田翔太、則本昂大といった投手陣がピリッとしないなか、24歳の右腕にかかる期待は大きい。

　対するイスラエルは、ここまで1勝2セーブと終盤の大事な場面で起用されてきたゼイドが先発。知将ウェインスタイン監督の継投策にも注目が集まる。発表されたスタメンは以下のとおり。

侍ジャパン

1番（指）山田 [ヤクルト]
2番（二）菊池 [広島]
3番（中）青木 [アストロズ]
4番（左）筒香 [DeNA]
5番（一）内川 [ソフトバンク]
6番（遊）坂本 [巨人]
7番（右）鈴木 [広島]
8番（三）松田 [ソフトバンク]
9番（捕）小林 [巨人]
先発（Ｐ）千賀 [ソフトバンク]

イスラエル

1番（中）フルド
2番（三）ケリー
3番（指）デービス
4番（一）フレイマン
5番（右）ボレンステイン
6番（捕）ラバンウエー
7番（左）ガイレン
8番（二）クリーガー
9番（遊）バーチャム
先発（Ｐ）ゼイド