西武・中村剛也 (C)KYODO NEWS IMAGES

○ 西武 5 - 3 ソフトバンク ●
<23回戦・メットライフ>

 西武が2位・ソフトバンクを下して12連勝。優勝へのマジックナンバーを「1」とした。先発した菊池雄星は7回3失点の力投で14勝目。プロ入りから9年・通算19試合目にして初めてソフトバンクから白星を挙げた。

 大歓声に背中を押され、プロ入りから1度も勝てていない“天敵”に挑んだ菊池。立ち上がりは2番・川島慶三から三振を奪うなど3人で斬り、上々のスタートを切る。

 するとその裏、打線がエースを援護。こちらはプロ入り以来メットライフドームでの勝利がない千賀滉大に対し、先頭の秋山翔吾が安打で出塁。2番の源田壮亮は三振に倒れたが、浅村栄斗が四球を選んで一・二塁のチャンス。ここで4番・山川穂高が浮いたフォークを見逃さずにフルスイングすると、打球はレフトスタンドへと吸い込まれる第46号の3ラン。西武が幸先よく3点を先制した。

 好スタートを切った菊池だったが、3回にピンチ。先頭の甲斐拓也に安打を許すと、トップに戻って上林誠知のセーフティ気味の犠打は処理をした一塁手・山川が悪送球。無死二・三塁とピンチを拡げてしまう。

 後続はニゴロ、三振で1点こそ失ったものの二死としたが、3番・柳田悠岐に対しては内角速球でバットをへし折りながらも、バットが打球とともに二塁方向へ飛んだこともあって二塁手・浅村が打球にチャージができず、その間に柳田は快足飛ばして一塁セーフ。三塁から走者が生還し、2-3と1点差。さらに4番のアルフレド・デスパイネは追い込みながらも勝負球が甘く入って二塁打を浴びると、中村晃にも2ストライクからレフトに弾き返されて柳田が生還。リードを吐き出し、試合が振り出しに戻った。

 以降は両先発とも立ち直り、試合は投手戦の様相に。緊迫したムードを打ち破ったのは、やはり一発だった。

 6回裏、失点につながるミスをした山川が粘って四球をもぎ取ると、二死から中村剛也が甘い変化球をセンターバックスクリーンへ。今季千賀から打った安打3本はすべて本塁打だったという男が、その好相性をここでも発揮。対千賀4本目の安打となる第28号は、値千金の勝ち越し2ランとなった。

 中村の打球がバックスクリーンへ消えた瞬間、ベンチ前で派手なガッツポーズを見せたのが先発の菊池。気合を入れ直して臨んだ7回は、2番から始まる好打順も内野ゴロ・ファウルフライ・内野ゴロで見事な3人斬り。7回3失点と試合を作り、勝ち投手の権利を持ってリリーフ陣にバトンを託す。

 後を受けるのは、シーズン途中加入で救世主となった2人の助っ人。まず8回はカイル・マーティンが安打を1本許しながらも後続を斬り、9回はすっかり守護神として定着したデュアンテ・ヒースが走者を出しながらも締めて試合終了。9安打で3得点のソフトバンクに対し、3安打で5点を挙げた西武が勝利。これで連勝を「12」に伸ばし、ついにマジックを「1」とした。

 先発・菊池は7回105球、被安打8に与四球2つも粘りの投球で6奪三振の3失点。今季の14勝目(4敗)をマークし、対ソフトバンクはプロ入りから19戦目にして念願の初勝利となった。

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ベースボールキング編集部

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