レアードの加入でロッテの内野争いが激化!

◆ 一気に補強を進めたロッテ

 パ・リーグ5位からの逆襲を目指すロッテが、1月に入って動き始めた。

 オフはFA市場の目玉・丸佳浩の獲得に乗り出すも失敗。不安を残したまま2019年を迎えたが、年明け早々に長身右腕ジョシュ・レイビンの獲得を発表。さらに昨季来日1年目ながら13勝を挙げたマイク・ボルシンガーとの契約をまとめてファンを安心させると、かつてDeNAでプレーしていた左腕のブランドン・マンも獲得と、ピッチを上げて投手陣の整備を進めている。

 そして打線では、長年の弱点である長打力不足を補うべく大砲候補を模索し続け、日本ハムを退団していたブランドン・レアードの獲得に成功。2016年の本塁打王で、NPBの4年間で通算131本塁打を記録しているスラッガーをチームに招き入れることに成功した。

◆ レアード加入でどうなる?

 レアードの加入により注目が集まるのが、内野のポジション争いだ。特にレアードが守る三塁にはチームの看板選手である鈴木大地がいて、そこに2017年のドラ1・安田尚憲が挑んでいくというのが今季のたのしみのひとつでもあったが、さらに競争が激しくなる。

 鈴木は中村奨吾のコンバートに伴い、昨季から三塁にポジションを移した。内野ならどこでも守れる器用さで、昨季も三塁手として138試合に出場。三塁以外のポジションは守っていない。

 そこにやってくるのが、日本ハムで正三塁手として活躍していたレアード。守備でも全力プレーを怠らない選手で、昨季も出場した120試合のうち118試合で三塁を守った。2017年も136試合で三塁の守備に就き、その前も2016年が140試合、2015年は142試合とホットコーナーを任され続けてきた。

 ちなみに、レアードが指名打者でスタメン出場したのは来日4年間で3回だけ。直近でも2017年6月25日が最後で、その時は4の0で2三振という結果。サンプル数は少ないが、指名打者で出場した3試合の通算成績は.182(11-2)、本塁打0、打点2という数字となっている。

 そして、この2人とのレギュラー争いに挑むのが19歳の安田だ。まだ高卒2年目とはいえ、昨季はファームで106試合に出場。打率.271、本塁打12、打点67と高卒ルーキーらしからぬ成績を残し、1年目から一軍デビューも果たしている。オフに台湾で行われた『2018アジアウインターベースボールリーグ』でも、イースタン選抜の主軸として打率.305、本塁打1、打点12と結果を残しており、新シーズンに向けて期待を膨らませる活躍を見せた。

 昨季は一塁・井上晴哉、二塁・中村奨吾、三塁・鈴木大地、遊撃・藤岡裕大がそれぞれ120試合に出場。二遊間はともに全143試合に出場と、それぞれが定位置を掴んだ一年となったが、それが今季も保証されているとは限らない。

 激化する三塁争いのほか、昨季は出場機会を求めて外野に回っていた平沢大河も、今季は本職である遊撃のレギュラー獲りに挑むというコメントを出している。加えて、昨季調子が上がってきたところでの故障に泣いた三木亮や、高卒5年目でそろそろ結果が欲しい香月一也など、一軍定着・レギュラー奪取に燃える選手は多い。

 2月1日・石垣島からはじまる内野のサバイバルレースを勝ち残るのはいったい誰か。ロッテ内野陣の競争から目が離せない。
 

【2018年ロッテ・三塁の守備に就いた選手】

▼ 安田尚憲(19歳)
[2018年] 17試 率.151 本1 点7
[守備] 一:1試 三:6試
~~~
[二軍] 106試 率.271 本12 点67
[守備] 一:12試 三:104試

▼ 鈴木大地(29歳)
[2018年] 143試 率.266 本8 点49
[守備] 三:138試

▼ 平沢大河(21歳)
[2018年] 112試 率.213 本5 点32
[守備] 一:11試 三:22試 遊:11試 外:87試

▼ 高浜卓也(29歳)
[2018年] 10試 率.250 本0 点0
[守備] 三:2試
~~~
[二軍] 99試 率.306 本4 点29
[守備] 一:17試 二:26試 三:3試 遊:56試

▼ 三木 亮(27歳)
[2018年] 66試 率.235 本0 点4
[守備] 一:28試 三:13試 遊:5試 外:3試

▼ 香月一也(22歳)
[2018年] 一軍出場なし
~~~
[二軍] 65試 率.258 本12 点42
[守備] 二:47試 三:14試 外:15試

▼ 細谷 圭(30歳)
[2018年] 21試 率.182 本0 点1
[守備] 一:4試 外:6試
~~~
[二軍] 73試 率.279 本7 点40
[守備] 一:15試 三:6試 外:38試

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ベースボールキング編集部

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