新背番号『7』のディスプレイを前にポーズをとる西武・金子侑司

◆ 憧れの存在、憧れの背番号7

 西武の松井稼頭央二軍監督と金子侑司選手が25日、球団のスポンサーであるアパレル・シューズメーカー『ECCO(エコー)』の銀座店を訪問した。

 松井監督が黙々とシューズを試着する一方で、金子はゴルフシューズに加えてゴルフ用品なども試着。「いまは履きやすさも重視するようになった」と話す通り、様々な素材の靴を試着し、「想像してたより沢山の種類があって、楽しく見させていただきました。迷いましたけど、社長含めお店の方々のひと押しで決めました」と、松井監督と共に3足のシューズを選んだ。

 また、同日に球団から背番号の変更(8番から7番に)が発表された金子は「球団の方からお話をいただきまして、ぜひということで変えることになりました」と変更の経緯を語り、松井監督が引退した2018年以来空き番号となっていた背番号を継承することについては「たくさんお世話になってますし、選手としても人としても憧れの存在。やっぱり次に7番をつけたいという思いはずっとあったので本当に嬉しく思います」と、オフには一緒に自主トレも行っていた“先代”が付けていた番号を背負うことへの率直な喜びを口にした。

 一方、2018年の引退以降、空き番号となっていた7番の後継者が現れたことには松井監督も「嬉しいですよ。次は“7番”を金子の番号として、他の選手から7番付けたいと言ってもらえるように、盗塁プラスさらなる活躍を期待しています」と、3年ぶり2度目の盗塁王に輝いたスピードスターのさらなる成長に期待を寄せる。

 金子に関しては先日、辻発彦監督が秋山の動向によってはセンター起用する可能性を示唆。そのことに関して問われると、「難しいポジションだと思う。長年秋山さんが守ってきたポジション。まだまだどうなるかわからないですけど、監督にそう言ってもらえるなら、言われたところで、思い切って自分らしくやりたいと思います」と語り、新たな番号で迎える来シーズンへ向けて、「背番号も変わりますし、7番に恥じないように自分らしく思い切ってプレーしていきたい。チームとしても3連覇は目指すべきところ。日本一になるためにもチーム一丸となって来年も頑張っていきたい」と意気込んだ。

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