● DeNA 4 - 5 ヤクルト ○
<1回戦・横浜>
ヤクルトがDeNAのリリーフ陣を打ち崩し逆転勝ち。「6番・中堅」で起用された塩見泰隆が今季1号ソロ含む4打数3安打3打点の活躍で、チームを今季初勝利へ導いた。
先発のアルバート・スアレスは4回までに94球を要して6安打2四球3失点とリズムに乗れず、打線も相手先発・大貫晋一の前に6回までゼロ行進と沈黙。試合前半はDeNAペースの試合運びだった。
それでも3点ビハインドの7回、イニング先頭の塩見が大貫の投じた外角速球を右翼ポール際スタンドに放り込み反撃の狼煙を上げると、再び3点差とされた8回に2番手・石田健大から2四球で二死一・二塁の好機を作り、5番・内川聖一が中前適時打を放ち2点差。なおも二死一・二塁の場面でDeNAベンチは堪らず山﨑康晃を送り火消しを試みたが、塩見が左中間フェンス直撃の2点適時二塁打を放ち同点とし、さらに代打・川端慎吾も初球を右中間へ弾き返し、これが値千金の勝ち越し打となった。
3点ビハインドが一点、5-4と試合をひっくり返したヤクルトは8回を清水昇、9回を今季初登板の石山泰稚の必勝リレーで締め、開幕戦から続いた連敗を「3」でストップ。劇的な試合運びで今季初勝利を挙げた。
一方、引き分け挟んで3連敗となったDeNAは1番・桑原将志が4安打2得点、先発の大貫が自己最多の118球を投じて7回1失点と奮闘したものの、2番手の石田健大が2四球1安打で3試合連続失点の誤算。イニング途中から火消しを託された山﨑康晃もツバメ打線の勢いを止めきれず8回だけで計4失点と、またしても勝ちパターンのリリーフ陣が崩れた。