「森が良い役割を果たした」

　DeNAは9回裏から追い上げを見せるも一歩及ばず。シーズン3位からの下剋上を狙うDeNAの日本シリーズ第1戦は黒星発進となった。

　大事な初戦を任されたのはジャクソン。立ち上がりから制球に苦しむと、2回に二死満塁で投手の有原航平に適時打を浴び先制を許す。その後、DeNA投手陣は8回まで0を刻み、5点差を追う9回の攻撃。相手の守護神・オスナに対し二死から梶原昂希・森敬斗の連続適時打で2点を返す。さらに一発出れば逆転サヨナラの場面をつくり、牧秀悟に回すも中飛で勝負あり。結局、最終回に3得点の追い上げを見せたDeNAは初戦を黒星で終えた。
　
　26日放送のフジテレビONE『プロ野球ニュース2024』では9回の猛攻に注目が集まった。

　仁志敏久氏は「梶原は後ろの打順で（安打を）打った。そして森が良い役割を果たした。最後、粘っての逆方向へのヒットだったので。このシリーズは梶原・森がスパイス的に打線に効いてくるんじゃないか」と梶原＆森の若手コンビに注視した。

　さらに、番組内では27日第2戦の展望についての話題に。予告先発の大貫について、平松政次氏は「大貫は巨人戦で良い投球をしていた。とにかくスライダーを外に制球して、左打者は外から入れるなど変化球が光っていた。期待できますよ」と明日の投球に期待を寄せた。相手先発・モイネロの対策には「ストレートも良いし制球も良いし難しいが、変化球を右に打ったりおっつけて打つことを徹底する」と打席内での対応を挙げた。

　　
☆協力：フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』