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オープン戦初出場で第1号先頭打者アーチ
ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手(30)が現地時間2月28日に行われたエンゼルスとのオープン戦に「1番・指名打者」で先発出場。今季オープン戦初打席で第1号本塁打を放った。
オープン戦初出場を迎えた大谷は初回の第1打席、同じく今季初登板の菊池雄星からいきなり先頭打者本塁打。フルカウントから外角高めへ投じられた球速93.9マイル(約151.1キロ)のフォーシームを振り抜くと、ライナー性の打球が大きく伸びを見せてレフトスタンドに着弾。今季初アーチとなる先制ソロを叩き込み、“花巻東対決”を制した。
逆転を許し、2点ビハインドで迎えた2回裏の第2打席は、カウント1-1から真ん中付近のカーブを高く打ち上げて遊飛に倒れ、この対戦は先輩の菊池に軍配。甘く入った変化球を惜しくも捉え損ね、打った瞬間に悔しそうな声を上げた。
1点ビハインドの5回裏、先頭打者として迎えた第3打席は元チームメイトの4番手右腕シルセスと対戦。カウント2-2から内角高めのシンカーで空振り三振に倒れ、攻撃終了後にクラブハウスへ下がっていった。
この試合の大谷は3打数1安打、1本塁打、1打点、1三振という内容。右肘と左肩の手術により今季のスプリングトレーニングでは投打の調整を同時並行で進めてきたが、今春初の実戦出場で初本塁打をマーク。二刀流復帰へ期待のかかる2025年シーズンに向け、まずは打者として好スタートを切った。