「今年は一番はタイミングですね。間合いと。そのほかに練習で意識することはいろいろありますけど、試合ではタイミングを常に大事にしながらやっています」
ロッテ・西川史礁は2年目の今季も、ノートに書いて振り返りを行っている。
日々の振り返りをノートに書くようになったのは、プロに入ってから。1年目の昨季は「その日のテーマというのを毎日ノートに書いて、その日に達成できたか、なぜできなかったかのかを、常に毎日振り返りながら、修正しているのでそこはすごく結果につながってきているのかなと思います」と話していた。
2年目の今季も、ノートでの振り返りを継続。ノートに書き記すことで頭の中を整理し、次の日の試合前練習、試合に臨んでいるのだろうかーー。
「試合中も次の打席に変えることもありますし、もちろん次の日の練習でも、前の日の反省を踏まえて練習前に室内で打ったり、バッティング練習ではそういうところの最後の仕上げとして意識してやっています」。
振り返りが活きた打席について「最近だったら1打席目、2打席目がダメでも、3打席目、その後にパンパンとヒットが打てる時もありますし、去年だと1打席目、2打席目がダメだったら、その後崩れることがあったんですけど、そこは成長しているところではないかなと思います」と話すように、今季は4打席目以降の打率は.360と打っている。
◆ 2年目のジンクスとは無縁の働き
西川は2年目のジンクスを全く感じさせない働きぶりで、マリーンズ打線を引っ張る。
ここまでの打撃について「結果としてもついていますし、そこだけでなく毎試合色々なことを感じながらやっています」と自己分析する。4月1日の日本ハム戦から7日のオリックス戦にかけて6試合連続安打。2試合連続ノーヒットがあったが、4月10日の西武戦から16日の日本ハム戦にかけて再び6試合連続安打と、4月は悪い波がない。
昨季は.286だった得点圏打率も、今季はここまで得点圏打率.526と勝負強さも光る。4月12日の西武戦では、「気持ちで打ったっていう感じですね」と、0-0の9回一死一、三塁の第5打席、岩城颯空が1ボール2ストライクから投じたストレートを、バットを折りながらレフト前に運ぶ先制打を放った。
チャンスで打席に入った際の考え方を昨季から変えたりしたのか訊くと、「チャンスになったらとにかく強い打球を打とうと思っているので、それだけです」と力を込めた。その結果が、チャンスでの打撃に繋がっている。
チームは開幕から苦しい戦いが続き、打線もなかなか繋がらない中で、西川の一打にかかる期待は大きくなる。「まだ始まったばかりですし、チームの雰囲気としては悪くない。とにかくまずは自分が結果を残さないといけないと思うので、その結果チームの勝利に貢献できるようにと思ってやっています」。チームを勝利に導くようなバッティングをシーズン通して見せてほしい。
取材・文=岩下雄太