巨人のキャプテン・坂本勇人。

 高卒2年目の2008年に遊撃のレギュラーに定着すると、12年に最多安打、13年にWBC日本代表に選出されるなど球界を代表する選手に成長した。順調な成長曲線を描いていた坂本だったが13年以降は、13年が打率.265、14年が打率.279、15年が打率.269とやや伸び悩んでいる印象があった。それでも、昨季打率.344をマークし首位打者のタイトルを獲得すると、今年3月に行われたWBCでは不動の遊撃手として活躍した。

 シーズンが開幕してからも、3月31日に東京ドームで行われた中日との開幕戦で、ライトへ2ランを放つなど、2安打2打点の好スタートを切った。今季は打線がいまひとつ状態があがらない中、阿部慎之助とともに打線を引っ張る。15日の中日戦では、7回の第4打席にライト前タイムリーを放つなど、昨年8月19日の阪神戦以来となる4安打をマーク。ここまで13試合に出場して、打率.365、1本塁打、7打点の成績を残している。

 13日に放送されたニッポン放送ショウアップナイター 巨人-広島戦で解説を務めた山本昌氏は、打撃好調が続く坂本について「凄みが増していますね。見送り方だったりスイングの速さであったり、さらに成長したように思います。(誘い球も)ピクリともしない。ああいう見逃し方をされると(ピッチャーも)見えてるなあと思って嫌なんですよね」と絶賛した。

 守備でも、頭脳的なプレーを披露している。3月31日の中日戦で、中日・ビシエドが放った打球は遊撃・坂本へ高くあがった。坂本は打者走者のビシエドが全力疾走していないのを見て、ワンバウンドで捕球し二塁・中井大介へトスしフォースアウト。二塁・中井は一塁へ送球しダブルプレーを完成させた。

 この頭脳プレーに里崎氏は「開幕戦から素晴らしいプレーがでました。1年に1回見られるかどうかのプレーですね」と坂本の守備を高く評価した。

 山本昌氏から“凄みを増した”と絶賛されるなど、攻守で一回り成長した坂本勇人。今後の活躍から目が離せない。

(提供=ニッポン放送ショウアップナイター)

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岩下雄太

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