◆ チーム状況が良くないからこそ「地道に確実に」
楽天は0.5ゲーム差だった西武に敗れ3位に後退。最大18あった貯金は残り4つとなった。
序盤は優勢に試合を運ぶも、先発の辛島がリードを守りきれず5回3失点で降板。6回以降は打線に好機であと一本が出ず、終盤は走塁ミスも出るなど拙攻続きだった。
9日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した五十嵐亮太さんは、「勝てるチームと勝てないチームの差というのは細かいミスの差というのもあるし、投手と打者の噛み合いというのもある。それらを含めてみると、いまはあまり（チーム）状況がよくないですよね」と、5月中旬から下降線を辿っている楽天についてコメント。
停滞ムードを変えるための特効薬があれば是が非でも欲しいところだが、五十嵐さんは「地道に確実にやるべきことやっていくしかない」と、引き続き最善のプレーをするための努力を続けるしかないことを強調した。
楽天にとっては約3カ月ぶりの3位後退となったものの、まだシーズンは折り返したところで、首位・ソフトバンクとも2.5差の好位置。
五十嵐さんは「いつか流れというのが出てくるので、そうなったときに個々の選手の力が発揮できれば、全然ゲーム差もわからないですし、パ・リーグ上位争いというのも見逃せないと思います。まだお団子状態ですから」と続けた。
