3回までに2失点も、4回以降ゼロを重ねる
エンゼルスの大谷翔平選手(28)が15日(日本時間16日)、本拠地エンゼル・スタジアムでのマリナーズ戦に「2番・投手」で先発出場。11勝目の権利は得られなかったものの、6回7安打2失点と好投した。打撃では6回まで3打数無安打。降板後も指名打者として出場を続けている。
1回表、簡単に2アウトを奪ったが、3番・ウインカーに右越えソロを浴び先制された。その裏の第1打席では、左足先、右太もも付近と2球連続で自打球が当たるハプニング。顔をゆがめるシーンもあったが、大事には至らず2回以降もマウンドに上がった。
同点に追いついてもらった2回はゼロを刻んだが、3回は二死から安打と四球でピンチを招いたあと、5番・クロフォードに中前打を許し1-2と勝ち越された。それでも4回以降は粘り強くゼロを刻み、6回97球、1被弾含む7安打2失点、8奪三振1四球の内容で降板。防御率は2.69となった。
同点の7回から救援陣にマウンドを譲ったため勝敗は付かず。それでも6回無失点で1918年のベーブ・ルース以来、104年ぶりとなる「2ケタ勝利&2ケタ本塁打」の偉業を成し遂げた前回登板に続き、クオリティ・スタート(QS=6回以上、自責点3以下)を達成。これで今季の投球回を117イニングに伸ばし、現在の規定投球回(試合数=116)を再び上回った。