中日 3 － 3 ヤクルト
＜23回戦・バンテリンドーム＞

　ヤクルトは延長12回引き分けに終わり、連敗「3」でストップとはならなかったものの、同日の試合で2位・DeNAが広島に敗れたため、優勝へのマジックナンバーは1つ減り「8」。リーグ連覇へ半歩前進した。

　打線は今季6度目の対戦となった相手先発・小笠原慎之介の前に7回まで5安打に抑え込まれ1点止まり。三冠王と歴代単独2位の56号へ期待がかかる4番・村上宗隆も、小笠原との対戦では厳しいコースを突かれ、2三振1四球と封じ込まれた。

　それでも、先発のサイスニードも相手左腕に負けじと7回・98球を投げ、5安打1失点に抑える好投でゲームメイク。8回からは石山泰稚と清水昇が1回無失点で繋ぎ、延長戦に持ち込んだ。

　引き分け決着も見えてきた延長12回、二死無走者から4番・村上の二塁打をキッカケに満塁のチャンスを作ると、代打・川端慎吾が福敬登の初球をとらえ中前へ2点勝ち越し適時打。これで連敗ストップかと思われたが、直後の12回裏にクローザーのスコット・マクガフが3四死球2安打2失点と崩れ、逃げ切りに失敗した。

　なんとか同点でこらえサヨナラ負けは回避したが、今季3度目のドロー決着で連敗ストップもお預け。最短優勝は変わらず9月21日・中日戦（バンテリンドーム）となっている。