【SMBC日本シリーズ2022第5戦】
オリックス － ヤクルト
＜10月27日・京セラD大阪＞

　今季の日本一を決める頂上決戦で珍記録が生まれた。

　27日に行われた『SMBC日本シリーズ2022』第5戦の2－2で迎えた5回表、ヤクルトはイニング先頭の青木宣親が安打、山田哲人が四球で出塁。無死一・二塁で村上宗隆は3－6－1の併殺に倒れ、二死三塁に状況が変わったかと思われたが、一塁ベースカバーに入った田嶋大樹が遊撃手からの送球を落球。このプレーでは村上に併殺打、田嶋に失策が記録された。

　なおも一死一・三塁と続くピンチで、オリックスは比嘉幹貴に投手交代。火消しを託された右腕は、打撃好調のホセ・オスナを6－4－3の遊ゴロ併殺に打ち取り、ピンチを切り抜けた。

　チャンスを逃したヤクルトは、このイニングだけで村上とオスナの2選手が「併殺打」を放つ珍記録。相手の失策で得たチャンスを活かしきれないもったいない攻撃となった。