● DeNA　2 － 9　巨人 ○
＜6回戦・新潟＞

巨人の戸郷翔征が9日、9回・143球、6安打、2失点の完投勝利で4勝目を手にした。

　戸郷は初回に佐野恵太に先頭打者本塁打を浴びたが、2回以降はスコアボードに0を並べていく。8回終了時点で球数は121球だったが、9回もマウンドへ。関根大気に適時打を浴びたが、ソトを空振り三振に仕留め、1人で投げ抜いた。

　9日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター DeNA－巨人』で解説を務めた野村弘樹氏は、戸郷の投球について「頑張りました。戸郷もこれだけ点数を取ってもらっているので、野手に感謝しないといけないですし、ここまで投げきれたというのもあります：と振り返った。

　「今日は戸郷はあんまり良くなかったですね。そこで変化球に切り替えながら、真っ直ぐをいかに速く見せて、コントロールピッチングを意識して淡々と飄々と投げた。9回の失点は別として、初回の先頭の佐野の本塁打だけで0行進を続けていたわけですから。そういった意味ではもう一つの戸郷を見せてもらった印象ですね。スライダー、カーブをうまく使いながら、最後はストレートで押すのか、変化球でいくのか、そういったピッチングを見せてくれた」と投球を褒めていた。

（ニッポン放送ショウアップナイター）