ロッテ・石川柊太(撮影=岩下雄太)

 ロッテの石川柊太が11日のソフトバンク戦で今季初先発する。

 石川柊は7月16日に今季初昇格後、ここまでリリーフで5試合に登板。7月23日の取材でカットボールをあまり投げていない理由について「そんな余裕がないだけです。イニングも短いですし、カットを投げている場合じゃない。例えば2巡目とかだとカットを投げてカウントを取っていくことができるんですけど、1打席目でわざわざカット投げて甘くいって完成度低いカットを投げる必要がなかったりするので、というのもありますね」と話していたが、一軍昇格後は前回登板の8月28日の日本ハム戦などカットボールを多く投げている。

 「余裕というか、戦略的にカットボール、まっすぐが状態的に疲れたり、落ちてきたタイミングでカットボールを使えたらいいなと思っています」と明かし、「基本的にカットボールはいつでも投げられれば、バッターにとっては嫌なボールだと思うので、使っているというところ。短いイニングだったら、なかなか使うタイミングがなかったりするんですけど、そうも言っていられる状況になったら絶対に消したくないボールなので、使っているという感じです」と教えてくれた。

 その一方で、フォーク、チェンジアップといった落ち球をあまり投げていない印象を受け、追い込んでからはカーブを多めに投げている印象だ。「投げてはいるんですけど、決まっていないだけなので、そこら辺はしっかり決めていかないと。決めていかないと厳しくなるので、その辺は引き続き投げて決めていけるように調整はしているんですけど、そこはうまくやっています」

 カーブは8月28日の日本ハム戦、4-6の7回先頭の大塚瑠晏を1ボール2ストライクから空振り三振に仕留めた5球目のインコース128キロパワーカーブ、同日の4-6の7回一死二塁で清宮幸太郎を2ボール2ストライクから空振り三振に仕留めた8球目の外角パワーカーブが良かった。

 「練習しているので、質だったり状態が良いので、自分の中では決め球の一番手ではあるので、そこは自信を持ちながら、いつでも使えるように準備しています」

 その日によっていい球を使っているのだろうかーー。

 「比較的全部を決め球のつもりで投げているんですけど、そうもいかない時にどの球でいけても、決め球になるようにクオリティを上げれたらと思って投げていますね」

 昇格後の登板は7月19日のソフトバンク戦、7月31日の日本ハム戦、8月11日のソフトバンク戦、8月18日の楽天戦、8月28日の日本ハム戦、そして9月11日のソフトバンク戦で今季初先発と登板間隔が空いている。調整の難しさはないのだろうかーー。

 「ないと言ったら嘘になるんですけど、見ている人だったり、相手バッターはそんなことは知らないので、本当にそこは自分の中でベストを尽くしてという感じですね」

 シーズン最終盤は9月25日の西武戦から10連戦など、ハードな戦いが待っている。「状態とか去年より全然いいですし、球の質も上がっているので、それを結果に結び付けられれば、より一層自分の評価は上がりますし、試している変化球もあるのでそこは手応えがある。実戦で数値とともに結果が伴ってくれば、脅威的なボールになると思っています。そういうのを表現したいですし、表現できればより自分の野球人生が長くなると思う。建山さんとかもよく言ってくれますけど、ストライクが入ればみたいな話をしてもらえるので、自信を持って結果を出すだけです」。ちなみに試している変化球はツーシームではないとのこと。今季初先発で石川柊太がどんな投球を見せてくれるか、非常に楽しみだ。

取材・文=岩下雄太

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岩下雄太

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