○ 巨人　1 － 0　DeNA ●
＜9回戦・東京ドーム＞

　巨人の戸郷翔征が完封勝利を収め、セ・リーグのハーラートップタイとなる5勝目をマークした。

　試合が動いたのは2回。先頭の4番・岡本和真がDeNA先発・石田健大が投じた143キロの甘く入ったストレートを完璧に捉え、レフトスタンドに突き刺さる9号ソロを放ち先制。だが、その後は石田の前に封じ込められ、得点を奪うことができなかった。

　それでも、この日の戸郷は1点の援護で十分と言わんばかりの圧巻の内容だった。140キロ代後半のストレートを軸に決め球のフォークを交えながらDeNA打線を翻弄。9回まで一人で投げ切り、打者30人に対し、5安打、6三振の無失点に抑えた。

　戸郷は、試合後のヒーローインタビューで「前回は石田さんに負けていたので今回は1―0で勝つと思いながら投げていた。それが実行できて良かったです」とコメントした。

　これで巨人は再び貯金「1」。2位・DeNAとのゲーム差を「3」に縮めた。