全体練習後に打撃練習を行ったロッテ・山本大斗(撮影=岩下雄太)

 『そのすべては、勝つために。』を今季のチームスローガンに掲げたロッテは1日、石垣島と都城に分かれてキャンプがスタートした。

 石垣島春季キャンプ初日は雨で、室内練習場での練習となった。ブルペンでは中村稔弥が一番乗りで姿を見せ、小島和哉、二木康太、小野郁、八木彬、中森俊介、田中晴也、木村優人、早坂響、育成・武内涼太の10人が投げ込みを行った。

 先発ローテーション入りを目指す中森といえば、これまで走者がいないときは振りかぶって投げていたが、この日は全球セットポジションからの投球だった。練習後にそのことについて訊くと、「ワインドアップをやめたので」と明かし、「去年の最後の方からワインドアップはやめていたので、エネルギーの使い方とか、ロスしないようにという感じですね」と教えてくれた。

 この日投げた落ち球はフォークのみで、チェンジアップを投げていなかった。これまではフォークとチェンジアップの両方を投げたり、どちらかを投げなかったりということがあったが、現時点では「チェンジアップは今の所は投げていないので、落ち球はフォークだけですね」とのことだ。

 高卒2年目の木村は「自主トレでやってきたことが少しはボールの力が伝わるようになって、自分のボールが少しずつ投げられるようになってきているのかなと思います」と振り返り、自主トレは「変化球というよりかは、真っ直ぐのスピード、強さを求めてやってきて、いざブルペンで投げてみて自分のボールに力が伝わって、地面にしっかり押せたのでそこが良かったなと思います」と納得のいく初日のブルペンだった。

 野手組では、昨季ファームで本塁打と打点の二冠王に輝いた山本大斗が、全体練習後に、栗原健太打撃コーチが見守る中、黙々と打撃練習。その理由について「足の使い方とか、僕がお願いしてみてもらって、気づいたこととかあったら教えてもらいたいなと思ってみてもらいました。久々にコーチに見てもらうので、見てもらおうかなと」と説明。

 昨年8月以降、“左足の使い方”、“タイミングの取り方”を意識し、ファームで8月以降打率.377をマークしたが、「去年の後半、いい感じで終われたので、そのまましっかりそれがさらに良くなるようにやっています」とこのオフも取り組んできたことを継続している。

 外野の競争は熾烈だが、同学年で同じ右打ちで長打が期待されるドラフト1位・西川史礁(青山学院大)が加わった。山本は「西川だけじゃなくて、外野手は熾烈な争い。西川を意識するとかではなくて、みんなライバル。そこは別に、はい」と語った。

 選手たちが練習を終えて、宿舎に帰る中、室内練習場で最後まで打ち込んでいたのが愛斗と松川虎生。この2人は昨年の石垣島春季キャンプでも、今年は都城キャンプの大下誠一郎と共に、最後までバットを振り込んでいた。

 松川に打ち込んでいる時間は数を意識しているのか、それとも形を意識しているのか訊くと、「形もそうですけど、とにかく振り込んで、自分の形に持っていけるようにと思ってというところでやっています」と話した。

 昨年の秋季練習ではノーステップで打っている日もあったが、この日は左足を上げた従来の形に戻っていた。「いろんな形でタイミングを合わせられる部分があると思うので、そこは試しながら、という感じですね」と一番良い形を見つけていく。

取材・文=岩下雄太

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岩下雄太

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