ニュース 2025.02.28. 08:00

ロッテ・愛斗「今年は長打を打っていきたい」磨いてきた打撃で熾烈な外野の競争を勝ち抜くんだ!

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ロッテ・愛斗[撮影=岩下雄太]

長打を狙う! 


「角度をつけて長打を打ちたいというか、去年までは低い打球という感じだったんですけど、今年は長打を打っていきたい感じですね」。

 ロッテの愛斗は今季に向けて、“長打”にこだわっていく。

 昨年秋にZOZOマリンスタジアムで行われた秋季練習では、チームとしてセンターから逆方向に意識した打撃練習を取り組んでいたが、その中でも愛斗は「右打ちもできるし、右に長打を打つこともできる。全部できるのが僕の強みだと思っているので、得意なことなので、それを試合でできるように今やっている感じです」と話すなど、センターから逆方向に強い打球が目立っていた。

 一冬を越えて、右方向の打撃がどうなったのか石垣島キャンプ中に訊くと、愛斗は「逆方向もそうですけど、フォームもそうだし、自分がなりたいというか、こういうふうにしていこうというのがあるので大幅にバッティングを変えました」と返ってきた。

 オフシーズンに自身で振り返りを行った中で、長打を打つ打撃スタイルに変更しようと考えたのかーー。

 「去年ずっと試合に出られなかったから、試合に出ないと野球選手をやっている意味がない。試合に出るためにはどうしたらいいかすごい考えた結果、長打を打てる日本人はロッテにいないなと思ったので、自分が20本、30本ホームランが打てれば、絶対に使わざるを得ないので、そういうふうになろうと思って今のところ思っています」。

 今年も浅村栄斗(楽天)らと自主トレを行い、「今年はいっぱい聞いて、いっぱい教えてもらって、こういうふうに打つんだ、こういう風に体を使うんだというのをすごく教えてもらった自主トレでした」と多くの学びを得た。

 石垣島春季キャンプでは、全体練習後に松川虎生とともにバットを振り、球場を後にするのはいつもチームで最後だった。昨年の石垣島春季キャンプでは、テーマを決めて、全体練習後に打ち込んでいたが、今年は「最後はストレートを打つんですけど、ロングティーやったり、スローボールを打つとか、泳がされる、詰まるときに、完璧なタイミングで完璧なポイントで打てる打席は少ないので、ちょっと泳がされても飛ばす、ちょっと刺されても飛ばす打ち方を浅村さんがやっていた。泳いだら、泳ぎっぱなしではなくて、泳いでも飛ばす、詰まっても飛ばす」と、数をこなすだけでなく、課題を持ってバットを振った。

 2月9日のライブBPでは、菊地吏玖が投じた3球目に右中間を破る長打を放つなど、同日安打性の当たりを3本放った。愛斗は「タイミングが早く取れてコンタクトできていて、(一昨日の)1回目が結構良かった。今日はちょっとタイミングが1回目(高野脩汰と対戦)が遅いなと思ったので、もっと早く(タイミングを)取ろうと大袈裟に早く(タイミングを)取るイメージでいって、いい感じでコンタクトできた。あれで満足せずにあれをフェンス越えできるようにやりたいなという感じです」と振り返った。

 同日3本とも右方向への安打で、昨年ZOZOマリンスタジアムで行われた秋季練習でも右方向へ長打を放っていた。愛斗本人は「右方向だけじゃなくて、どこにでも長打を打つ、ホームランを打つ気持ちですね」とキッパリ。

 昨季は春季キャンプ中は「短く持ったままずっと打撃練習しているとスイングが小さくなってしまう。短く持つにしても大きく振りたいので、今はバットを長く持って大きく打ちたい」という理由でバットを長く持ち、シーズンが始まってからはバットを短く持っていたが、今季は「確実に短く持つより長く持った方が長打が打てるので、今年のテーマとしては長打なので。多分ですけど、短く持つことはないです」とバットを長く持ってシーズン中も打っていく考えだ。

 栗原健太打撃コーチは、愛斗の長打を狙うスタイルについて「振る力はスイングスピードはチームでもすごい速い方なので、もちろん長打を狙えるスイングをしている。あとはタイミング。ゲームになると変化球が気になるのかわからないですけど、どうしても中間球に入ってしまって、真っ直ぐに遅れてというところがある。ある程度、このカウントで真っ直ぐがくるだろうなというところを自分のポイントで仕留められたら自ずと長打が増えると思う」と期待を寄せる。

ウエイトトレーニング


 昨年秋に8年ぶりにウエイトトレーニングを行い、シーズンオフの期間も継続。「見たらわかると思うんですけど、痩せたので。去年のキャンプインから12キロマイナス。体重はマイナスになったので、筋肉量もそんなに減らずにこれた。ここから体重はちょっとずつ戻すじゃないですけど、今(2月2日取材時点)は86キロくらい。去年は98キロでキャンプインしたので、92キロくらいが自分のベストなので、そこまで筋量で自分で持っていくというか、そういうイメージですね」。

 体重を減らしたが、「その分キレが出ましたね。ウエイトも結構ガンガンやっていたので、感覚としてはあんまり変わらないか、前よりちょっと飛んでるかなくらい」とし、「痩せただけじゃ意味がないので、痩せて体脂肪を落として、筋肉量を上げないといけないので、ここから体重を上げていく。筋肉量を上げていくのをやっていく。それでもうちょっと楽になるというか、バッティングが楽に飛ばせるようになると思うので、今は全力で振って、体を作って、筋量を上げてというのをやっている。そこですかね」と石垣島春季キャンプ中に話していた。

 2月16日から対外試合が始まったが、途中出場した同日の楽天モンキーズ戦で1安打、2月19日の広島との練習試合でもセンターの守備で途中出場し1打席目に安打。20日のDeNAとの練習試合では『6番・ライト』でスタメン出場し1安打。途中出場した24日の巨人とのオープン戦で死球を受け途中交代も、途中出場した27日の西武戦で、守護神・平良海馬からレフト前に安打を放った。

 山口航輝、西川史礁、山本大斗の右の長距離砲候補3人に注目が集まっているが、ライブBPから与えられた出場機会で結果を残している。「誰よりも絶対振っていると思うので、そこは自信を持ってやるべきことを誰よりもやっている。後悔ないように頑張ります」。外野の守備力に関しては、チームでトップクラス。打って、外野のレギュラーをモノにして見せる。

取材・文=岩下雄太

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