ロッテ・ジャクソン(撮影=岩下雄太)

 ロッテのアンドレ・ジャクソンは、4月28日の楽天戦で1試合12奪三振をマークするなど、ここまで30回を投げイニング数を上回る33奪三振、奪三振率は9.90だ。

 移籍後初登板となった4月1日の日本ハム戦は、「ゲームが進むにつれて、1巡目、2巡目というのは、慣れてくるのでバッターに違う球種もあるんだというのを見せるためには、だんだん違った球種を入れるのが必要だと思います」と、1巡目をストレート、カットボール、チェンジアップ、2巡目からナックルカーブを織り交ぜ、5回を投げ5奪三振。

 4月8日のオリックス戦が6回を投げ4奪三振、4月14日の日本ハム戦が7回を投げ8奪三振、4月21日のオリックス戦は5回0/3を投げ4奪三振だった。

 そして前回登板の楽天戦では、0-0の初回一死走者なしで黒川史陽をオールストレートで1ボール2ストライクから4球目の154キロストレートで空振り三振に仕留めれば、0-0の3回先頭の小深田大翔を1ボール2ストライクから4球目のインコース130キロナックルカーブで空振り三振、0-0の4回先頭の太田光を3ボール2ストライクから6球目の138キロチェンジアップで見逃し三振に仕留めるなど、ストレート、ナックルカーブ、チェンジアップなど色々な球種で12個の三振を奪った。

 前回登板の投球について、「2ストライクまで追い込んで、そこから自分自身いろんな球種で三振が取れたのは、良かったんじゃないかなと思います」と振り返った。

 DeNA時代の映像を見ると、少ない球数で長いイニングを投げ、ゴロでアウトを積み重ねている印象を受けた。奪三振率を見ても、24年が7.62、昨季は6.51だった。なぜ、ロッテに加入してから奪三振数が増えているのだろうかーー。

 「質の良い球をコース、球種もそうですし、それが三振の多い結果かなと思います」

 そこは、パ・リーグとセ・リーグの打者の違いも関係しているのだろうかーー。セ・パの打者の違いについてジャクソンは、「セ・リーグは小さいことをやってくる。バントもあれば粘ってくる。パ・リーグのバッターはパワーがあって振ってくる印象がありますね」と分析する。

 DeNA時代2年連続規定投球回を達成し、今季もここまでチームトップの30イニングを投げる。エース格の種市篤暉がアキレス腱を断裂し、先発の柱を欠く中で、ジャクソンに求められる役割は大きい。

 「自分たちでできることをやっていくしかないと思いますので、彼のためにしっかりひとつになって戦っていこうと思っています」

 様々な球種で三振が奪え、長いイニングを投げることができ、計算のできる先発投手。ローテーションの穴を開けることなく、シーズン通して投げ続け、規定投球回到達、2桁勝利、奪三振数も来日最多をマークするような働きを見せてほしい。

(アンドレ・ジャクソン投手通訳=千葉ロッテマリーンズ・矢嶋隆文通訳)

取材・文=岩下雄太

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