ロッテ・池田来翔(撮影=岩下雄太)

 「まっすぐを1本打ちたいですね」

 6月11日の試合前練習後の取材でこのように話していたロッテの池田来翔は同日の中日戦でストレートを安打にすることがはできなかったが、19日の楽天戦で“ストレート”をライト前に弾き返す安打を放った。

 19日は池田の出身でもある習志野高校吹奏楽部が来場。後輩たちの前でしっかりとかっこいい姿を見せた。8回の守備から途中出場した池田は、最初の打席となった8-4の8回無死走者なしの第1打席、泰勝利が1ボール1ストライクから投じた3球目の148キロのストレートをライト前に弾き返した。

 今季の池田は、無心で来た球を必死に打ちにいく結果、第1打席に滅法強く、この日の安打で1打席目の安打は打率.385(13-5)となった。

 ここ最近は打席数が限られているが、コンスタントに安打を放つ。その要因について、「スイングできているのがヒットになっているのかなと思いますね。打席に立ってボールを見ていると、結果は振らないとわからないので、そこは意識していますね」と説明した。

◆ ストレートへの対応

 ただ、“ストレート”を捉えきれていないことに納得がいっていなかった。

 昨季は“二塁打”、“ライナー性の当たり”を意識したことが奏功し、今季に向けても方向性を変えずに取り組んできた中で、6月10日の中日戦、1-11の7回一死走者なしの第1打席、櫻井頼之介が1ストライクから投じた2球目のチェンジアップをレフトへ放った二塁打は良かった。

 池田本人は「ここ最近、まっすぐを弾けていないので、あんまり納得いっていない。もうちょいしっかりと長打を打てればいい感じになってくるかなと思います」とポツリ。

 さらに、5月26日の広島戦、0-1の7回一死走者なしの第1打席、床田寛樹が2ボールから投じた3球目のツーシームをレフトフェンス直撃の二塁打が良かったことを伝えると、池田は「右よりかは左の方がラインというか、打ちにいけているなというのはありますけど、あれも変化球なので、まっすぐが全然弾けていない」と苦しい胸の内を明かしていた。それでも、「ファウルばっかりなので、そこはなんとかまっすぐを1本打ちたいですね。なんでもいいので、強い打球を打ちたいですね」と、前を向いた。

 ストレートの対応に苦戦していた中で、後輩たちの前でストレートを弾き返す安打。この1本をきっかけに、ストレートを継続的に安打にしていきたいところ。あとは、得点圏での1本。開幕直後安打が出ていなかった時に、「1本出てくれば変わると思うんですけど、1本出るまでは、いろんなこと考えているんですよね」と1本安打が出た後、ヒットが続いた。「得点圏の打率が高くないので、得点圏の打率は課題になってくる。いないときは僕が塁に出てホームベース踏めるように意識しています」。得点圏でも1本安打を放てば、チャンスでの打撃も変わってくるはずだ。やるべきこと、方向性は昨年から定まっており、与えられた出場機会で、継続的にチームに貢献する一打を放っていきたい。

取材・文=岩下雄太

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岩下雄太

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