楽天の森原康平(左)、ハーマン(中)、松井裕樹(右)

◆ 開幕から好調の楽天

 22勝8敗、貯金14で首位を走る楽天。

 3年連続Bクラスに沈んでいたチームとは思えない程、開幕から好調だ。チーム打率リーグトップの.269、チーム得点リーグ3位の140得点をマークする打線の活躍が目立つが、投手陣もリーグトップのチーム防御率3.03を記録する。

 ニッポン放送ショウアップナイターで解説を務める野村弘樹氏も、「投手陣がこれだけ安定していると、バッターの活躍が目立ってくる。投打ともに噛み合っている状況です」と話す。

◆ 安定感抜群の救援陣

 その中でも野村氏は「ブルペン陣が特にいい」と太鼓判を押す。野村氏が話したように、救援防御率はリーグ3位の2.63を記録するリリーフ陣の状態の良さも、快進撃を支えるひとつと言える。

 特に勝利の方程式を構築できたのは大きい。現在は7回がルーキーの森原康平、8回が新外国人のハーマン、9回はWBC日本代表にも選出された松井裕樹の方程式が確立されている。

 昨季の楽天はイニング別の失点をみると、先発陣の疲れ、リリーフ陣の不安定さなどが関係しているのか、7回が最も多い100失点だった。今季は1回の無失点に続き、7回の7失点が2番目に少ない。森原が7回の1イニングを務めることで、勝ち試合であれば先発投手は6回まで踏ん張れば、リリーフ陣に託すことができるようになった。ルーキー・森原の存在はかなり大きい。

 8回のハーマンも15試合に登板して12ホールド、防御率1.98、守護神の松井裕樹も20試合に登板して2勝1敗14セーブと抜群の安定感を誇る。さらに、彼らの前を投げる福山博之とルーキー・菅原秀の2人も失点がない。

 最近の試合では勝ち試合の6回から福山が登板する場面も増えており、先発は5回まで投げれば、6回から継投に入ることができる。強力なリリーフ陣が控えているからこそできる起用法といえるだろう。

 不安があるとすれば、新人の森原が1年間投げ抜いたこと経験がないこと。開幕から登板を重ねており、リリーフ陣のマネジメントも今後重要になっていきそうだ。

(提供=ニッポン放送ショウアップナイター)

この記事を書いたのは

岩下雄太

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