ニュース 2017.09.21. 19:10

【少年野球指導者のひとり言】用具の手入れ

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私が所属していたリトルリーグの監督さんは「良い選手は必ずと言っていい程、用具の手入れをちゃんとやっている」と言っていました。理由は分かりませんでしたが「用具を手入れすると野球が上手くなる」と勝手に解釈して一生懸命用具の手入れをしました。

「用具の手入れ」には、

(1)「物を大切にする心」が形成される。
(2)用具の不調(グローブの紐が切れている、など)を早く察知することができる。
(3)プレーの精度が上がる。

この3つの効果があると思います。

(1)(2)はともかく、(3)は「何で?」と思う方もいらっしゃるでしょう。

グローブの手入れをちゃんとやっていると、「自分のグローブのポケットはどの辺にあるのか?」「他人のグローブに比べてポケットが狭い?」「グローブのこの部位で捕球するといい音が鳴る」など用具の構造を深く理解するようになります。野球は用具を使うスポーツなので、フィジカルな能力が高くても用具の使い方でプレーの精度が大きく変わります。

用具の構造を理解することは重要なことだと思います。
雨などで、グラウンドで練習ができないなら、「みんなで用具手入れの日」にするのも悪くないと思います。

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著者プロフィール

著者:廣川寿(ひろかわひさし)
愛媛県出身。松山北高校時代に投手として選抜高校野球(春の甲子園)に出場。甲南大学時代は投手として阪神大学野球連盟の数々の記録を塗り替える。社会人野球まで投手として活躍。自身の息子が少年野球チームに入部したことをきっかけに学童野球のコーチとなる。現在は上場企業の管理職として働く傍ら、横浜港北ボーイズのコーチとして「神奈川NO.1投手の育成」を目標に掲げ、中学生の指導に情熱を注ぐ。
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