● ロッテ　0 － 4　オリックス ○
＜19回戦・ZOZOマリン＞

　オリックスは9日、敵地でのロッテ戦に4－0で快勝。先発した山本由伸は9回を投げて102球、四死球2・奪三振8の無安打無失点という快投を見せ、自身2年連続となるノーヒットノーランの快挙を達成した。

　試合前の時点で15イニング連続無失点と好調を維持していた山本は、この日も初回からエンジン全開でロッテ打線を全く寄せ付けず、5回までパーフェクトピッチングを披露する。


　すると打線は4回、中川圭太と森友哉の連打でチャンスをつくると、一死一・二塁から杉本裕太郎が左中間スタンドに飛び込む13号3ラン。好投のエースを援護すると、8回にも森の犠飛で1点を加えた。

　山本は6回先頭の安田尚憲にストレートの四球を与えたものの、後半も無安打投球を継続したまま9回へ。

　先頭の田村龍弘を右飛、続く藤原恭大を二ゴロに仕留めてテンポよく二死。荻野貴司に対しては初球で死球を与えてしまったが、最後は藤岡裕大を二ゴロに斬って27個目のアウトをゲット。9回・102球でノーヒットノーランを達成した。

　昨年に続く自身2度目のノーヒッターは、プロ野球史上100度目というメモリアルのオマケ付き。オリックスを、そして日本を代表するエースが新たな金字塔を打ち立てた。