「M1グランプリ」に初挑戦した「東スポ・デイリー」の西山俊彦さん(左)と岩﨑正範さん(写真=北野正樹)

オリックスの担当記者が9月14日、漫才日本一を決める「M1グランプリ 2026」の予選1回戦に出場し、注目を集めた。

 出場したのはコンビ名「東スポ・デイリー」の西山俊彦記者(62)と岩﨑正範記者(59)。西山さんは東スポ(大スポ)でオリックスや阪神などを担当し、現在、デイリースポーツでオリックスを担当する岩﨑さんの東スポ時代の先輩にあたる。「年齢を重ねるにつれ、面白がることが少なくなってきた。楽しもうとか楽しませたいではなく、自分が面白がれることをやってみたかった」という西山さんが岩﨑さんを誘い、今年7月にコンビを結成した。

 この日の予選は大阪市中央区の「SPACE 14」で行われ、約180組がエントリー。二人は豊富なプロ野球取材から題材を選りすぐり、ネタを持ち寄って2分間の台本を推敲。互いに仕事が多忙を極めコンビ結成後、数回ネタ合わせをしたものの、人前で漫才を披露するのは今回が初めて。

 ぶっつけ本番で、舞台に上がる前から「緊張するわ」と表情をこわばらせていた二人だが、阪神担当時の金本知憲さんや巨人担当時の松井秀喜さん、オリックス担当時のイチローさんとの取材時のエピソードを面白おかしく描写し、客席から盛んな拍手を浴びていた。

 結果は1回戦敗退だったが、舞台を降りた二人はともに「85点の出来」と採点し、息の合ったところを見せていた。会場にはオリックスの全体練習の取材を終えた担当記者や、二人の元同僚や知人らが応援に駆け付けた。岩﨑さんは数日前、西武戦(ほっともっと神戸)の試合前にオリックス・岸田護監督に出演を報告。「本当ですか。誰とコンビを組むんですか。頑張ってください」と激励を受けたそうで「まあまあ受けました、と報告します」と笑顔だった。

 「M1グランプリ」は2001年から始まり、プロ、アマを問わず結成15年以内の漫才コンビに出場資格があり、優勝賞金は1000万円。2025年は史上最多の1万1521組が参加した。

取材・文=北野正樹

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北野正樹

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