オリックスの「なにわのHERO特別始球式」に、航空自衛隊のアクロバット飛行チーム「ブルーインパルス」のパイロットで大阪出身の松浦翔矢さんが登場。オリックスファンでもある松浦さんは「一つでも順位を上げて」と選手にエールを送った。
大阪の街を明るくすることに貢献した「地元のヒーロー」に始球式を行ってもらう企画で、9回目の今回は2025年の大阪・関西万博で華麗な展示飛行を披露した松浦さんに白羽の矢が立った。
松浦さんは大阪府吹田市出身。小学1年から少年野球チーム「山田西リトルウルフ」で野球を始め、同じチーム出身でオリックスに入団したT-岡田さんに憧れファンクラブにも入っていた。始球式ではワンバウンドながら力強いストレートを投げ込み、スタンドから大きな拍手が沸き起こった。
キャッチボールの相手をしてくれたT-岡田さんからは「こんな機会はないから楽しんできて」と送り出されたそうだが「展示飛行より緊張し足が震えた」という。登板後、球速119㌔だったと知らされた松浦さんは「『11飛行隊の3番機』なので113㌔を目指していました。普段は時速900㌔で飛んでいるので、次は球速900㌔を投げられるように練習したい(笑)」と笑顔でマウンドを振り返った。

少年野球時代は監督の妻で、チーム内で「おばちゃん」と親しまれている棚原安子さんから数多くのノックを受けたそうで「一番大きかったのは、監督やおばちゃんに教えてもらった人としての在り方」と明かした。「野球がうまくなる前に、人として礼儀正しくなりなさい、友情を大切にしなさい、最後に技術だよと教わりました。少年野球の6年間はその後の人生にすごく生きていると思います」と指導者に感謝していた。
「野球少年として京セラドームのマウンドに立つことのすごさを知っており、信じられない思い。貴重な経験をさせてもらいました。これをきっかけに航空自衛隊、ブルーインパルスに興味を持ってもらえたら」と、夢を持ち、夢を叶えることの素晴らしさを伝えていた。
取材・文=北野正樹