広尾晃
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U18侍ジャパンは謙虚な姿勢で「世界の野球」を学ぶべきとき
夏の甲子園が終わってから、甲子園で活躍した選手を中心に選抜チームを作り、海外に遠征し始めたのは、1990年代にさかのぼる。 90年代前半はU18... -
12年前から球数制限を実施しているリトルリーグから学べること
リトルリーグは、1939年にアメリカ、ペンシルベニア州で発足。日本には1950年代半ばにもたらされ、1964年には日本リトルリーグ協会(現・公益財団法人日本リト... -
子どものために、野球のために、私たちは何ができるのか? 中島大輔「野球消滅」
中島大輔氏は2017年、『中南米野球はなぜ強いのか』がミズノスポーツライター賞の優秀賞を受賞しているが、この本ではドミニカ共和国などカリブ諸国の野球事情を描いて... -
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飛びすぎるバットは危険!? 子どもが「飛ばないバット」を使うことのメリット
少年硬式野球チームの堺ビッグボーイズは、大阪府内の少年野球チームに呼びかけて、「フューチャーズリーグ」を開いている。昨秋、この大会で低反発仕様の金属バットを使用... -
「球数制限」(広尾晃/ビジネス社)
野球の未来が危ない! 「球数制限」 編著:広尾晃 価格:単行本1,728円 出版社:ビジネス社 amazonでみる 内容紹介 【緊急出版... -
【球数制限を考える】甲子園優勝投手、準優勝投手の投球数の推移
■2014年夏に三重の左腕今井重太朗が814球 2012年以降の、春夏の甲子園での優勝校、準優勝校の投手の投球数を一覧を見て欲しい。 2012年は春夏ともに... -
そもそもなぜ「球数」は増えるのか? 投球数増減のメカニズム
投手の投球数は、投打の関係やチームの戦力差など様々な要因によって、増加したり減少したりする。今回は「投球数が増減する要因」について整理したい。 ■... -
【球数制限を考える】気になる甲子園で多投した投手のその後
高校野球時代の投手の酷使が、その後の選手生活にどのような影響を及ぼすのかについて、客観的なデータはない。 しかし、甲子園で多くの球数を投げて奮闘したが、大学、... -
ロマンか酷使か? 日本野球の「エースシステム」誕生の歴史(後編)
「球数制限」問題は、昨今始まったものではなく、日本に野球が伝わった直後から起こっていた。つまり「日本の野球文化」と深い関わりがある。ここでは日本の野球史を紐解き... -
「球数制限」はエリート選手だけでなく、すべての選手のためにある
■連合チームによって見えなくなっている実態 高校野球の競技人口が減少する中で、顕著になってきたのは「戦力格差」だ。一部の有力私学が、専用グラウンド、トレーニン... -
「エンジョイ・ベースボール」の慶應義塾高校元監督に球数制限について聞いてみた(前編)
上田誠氏は、慶應義塾高校の硬式野球部監督として、2005年春、2008年春、夏、2009年春にチームを甲子園に導き、2度準々決勝まで進出させた。チームを強くした... -
2度の全国優勝を誇る監督が「勝利至上主義」を捨てた理由
堺ビッグボーイズは、近年「勝利至上主義」を見直した選手本位の指導、育成で注目されている。代表の瀬野竜之介氏に少年野球指導者の立場から、考えを聞いた。... -
「将来」にフォーカスするドミニカ、「今」にフォーカスする日本(後編)
「野球離れ」が進む中、海外での経験に裏打ちされたユニークな指導法で注目されている阪長友仁氏に、ドミニカ共和国の野球と「球数制限」について聞きました。... -
「将来」にフォーカスするドミニカ、「今」にフォーカスする日本(前編)
「野球離れ」が進む中、海外での経験に裏打ちされたユニークな指導法で注目されている阪長友仁氏に、ドミニカ共和国の野球と「球数制限」について聞きました。... -
「球数制限」は高校だけでなく、小学生まで含めた「年齢計画」で考えよう
立花龍司氏は、近鉄バファローズのコンディショニングコーチを皮切りに、NPB,MLBでコンディショニングディレクター、コーチとして活躍。野茂英雄など多くの一線級の... -
「球数制限」と共に、もっと頭を使って考えて練習すべき
小林敬一良氏は1980年から2007年まで大阪の浪速高等学校硬式野球部監督。強豪校ひしめく大阪府大会を勝ち抜き甲子園に2回出場。多くの社会人、大学、プロ野球選手... -
子どもの『感覚を磨く』『センスを創る』小林敬一良ベースボールアカデミー
月曜の午後6時、大阪府河内長野市にある堺ビッグボーイズの専用室内練習場に、小中学生の野球選手が集まってきた。大阪府の私立浪速高校監督として甲子園に2回出場し、現... -
【球数制限を考える】目立つ意識の低さ、指導者と親の意識改革が一番重要
群馬県館林市の慶友整形外科病院、整形外科部長・慶友スポーツ医学センター長の古島弘三医師は、トミー・ジョン手術なども手掛ける日本を代表するスポーツドクターだ。早く... -
【球数制限を考える】「世代」で考えるべき「健康障害」
群馬県館林市の慶友整形外科病院、整形外科部長・慶友スポーツ医学センター長の古島弘三医師は、トミー・ジョン手術なども手掛ける日本を代表するスポーツドクターだ。早く... -
【球数制限を考える】高野連第四代会長牧野直隆が16年前に鳴らした警鐘
高校野球の「投手の酷使」が、最初に大きな問題になったのは2013年春の甲子園で、愛媛済美高校の安樂智大(現楽天)が決勝まで772球を投げ、これを米ESPNなどが...