大阪桐蔭時代、甲子園春夏連覇を成し遂げている藤原恭大 (C) Kyodo News

◆ 補強は未完成?

 井口資仁新監督を迎えて臨んだ2018年のロッテは、昨年に続いて2年連続のBクラスでシーズンを終えた。

 新指揮官の下で取り組んだ走塁改革の成果の一端として、盗塁数は激増。ただし、肝心の得点は伸び悩んでリーグ5位、防御率もリーグ5位という結果に終わり、最終順位は最下位・楽天とわずか1ゲーム差の5位。改革初年度で大逆襲とはならなかった。

 苦しい戦いを終えた秋、ドラフト会議では注目の高校生外野手・藤原恭大(大阪桐蔭)の獲得に成功。昨年の安田尚憲に続いて高卒の逸材をチームに加えた。

 その勢いのまま積極補強…といきたいところだったが、ストーブリーグでは広島からFAとなっていた丸佳浩の獲得に乗り出すも失敗。現時点で獲得した新戦力は、大砲候補の巨漢助っ人・バルガスと、楽天を戦力外となっていた細川亨の2選手だけだ。

 チームは8年連続で100本塁打未満と長打力不足が長年の課題。今季も2ケタ本塁打を放ったのは井上晴哉(24本)ただひとりだった。新シーズンは本拠地が改修されることもあって本塁打増は期待されるが、砲台不足の問題は未解決。ドラフトを除けば、現時点で補強が順調とは言い難い状況だ。

 外国人枠を見ても、今季契約保留者名簿に入ったのは最高勝率に輝いたボルシンガーが唯一。シェッパーズとオルモス、ドミンゲスの3選手は退団が決まっている。バルガスの獲得後、秋季キャンプで26歳のドミニカ人野手アデルリン・ロドリゲスをテストしたものの、現時点で続報はなし。今後の追加補強の可能性も大いにあるだろう。

 なお、西武に次いで防御率がリーグワースト2位だった救援投手陣では、新戦力を獲得する模様。いまだ正式発表はないものの、今季ブレーブスでプレーした長身右腕ジョシュ・レイビンがロッテ入りを自身のツイッターで報告しており、193センチの救援候補の加入はほぼ確実と見られている。逆襲へ向けてカギとなるであろう助っ人たちの働きに期待したい。

◆ 2018年内のIN/OUTまとめ

【IN】11名

▼ 新外国人選手
<外野手>
ケニス・バルガス(28)

▼ 自由契約選手
<捕手>
細川 亨(38) ※前楽天

▼ ドラフト
<投手>
東妻勇輔(22)
小島和哉(22)
中村稔弥(22)
古谷拓郎(18)
土居豪人(18)
鎌田光津希(23)

<内野手>
松田 進(24)

<外野手>
藤原恭大(18)
山口航輝(18)

【OUT】10名

▼ 現役引退
<投手>
大隣憲司(33) ※二軍投手コーチ

<捕手>
金沢 岳(34)※二軍バッテリーコーチ

<内野手>
根元俊一(35) ※一軍内野守備走塁コーチ

<外野手>
岡田幸文(34)※BCリーグ栃木・派遣コーチ

▼ 自由契約
<投手>
宮崎敦次(25)
タナー・シェッパーズ(31)
エドガー・オルモス(28)
安江嘉純(26)

<内野手>
マット・ドミンゲス(29)

<外野手>
肘井竜蔵(22)

※その後、現役引退となった選手も含む

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この記事を書いたのは

藤田皓己

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