○ レイズ　6x － 5　ブルージェイズ ●
＜現地時間7月26日　トロピカーナ・フィールド＞

　ブルージェイズの山口俊投手（33）は現地時間26日（日本時間27日）、敵地で行われたレイズとの試合でメジャーデビュー。延長10回、1点を勝ち越した直後のマウンドというプレッシャーがかかる場面での登場となったが、逆転サヨナラを許して敗戦投手となった。

　試合はブルージェイズが2点をリードして9回裏を迎えるも、ケン・ジャイルズが二死走者なしから2人の走者を出し、筒香嘉智にも四球を与えて満塁から、崔志万にも四球を与えて押し出し。さらにブランドン・ロウにも内野安打を許して1点を失い、土壇場で4－4の同点。延長戦に突入した。

　タイブレーク制で走者二塁からスタートとなる延長10回、ブルージェイズはルルデス・グリエルの犠飛で勝ち越しに成功。その裏、山口俊の名前がコールされ、セーブシチュエーションでのメジャーデビューとなる。

　ところが、ホセ・マルティネスに対しては追い込みながらも粘られて四球。ここでベンチがひと呼吸置きに来るも、ケビン・キーアマイヤーにはライト線を破られる二塁打。この間に一塁走者まで還り、一気の2失点。6－5と試合をひっくり返されるサヨナラ打となってしまった。

　メジャー初登板は一死も取ることができず、被安打2・四球1で2失点。2020年、山口俊の新天地での船出は厳しいものとなった。