◆ メジャーリーグにも球春到来
MLBとMLB選手会は現地時間10日(日本時間11日)、新労使協定の団体交渉で合意したことを発表。約3カ月続いたロックアウト状態がついに終結する。
今季のMLBは3月31日に開幕予定だったが、選手の最低年俸、調停件取得前の選手へ向けた報酬のボーナスプール金額、球団に課されるぜいたく税の基準額など、新労使協定の条件面で真っ向から対立。昨年12月1日から球団オーナー側が選手の施設利用を制限するロックアウトに突入していた。
新シーズン開幕への目処が立たず、前日の現地時間9日には新たに2カードの中止が発表されていたが、一夜明けて急転直下の双方合意。国際ドラフトの導入など、一部の条件の合意期限を今年7月まで先送りにしたものの、凍結状態だったメジャーリーグの再始動にこぎつけた。
MLB公式サイトによると、現地時間13日からキャンプインし、同17日もしくは18日からオープン戦がスタート。レギュラーシーズンは4月7日に開幕し、昨年同様162試合制で行われる見込みだという。
ロックアウト期間中は、マリナーズからFAとなっていた菊池雄星、ポスティングシステムでの移籍を目指す鈴木誠也の契約交渉も一時凍結されていたが、こちらもようやく動き出すことになりそうだ。