あす先発のDeNA・今永昇太 ©YDB

◆ 虎退治で青柳にリベンジを!

 9日の阪神戦で先発予定のDeNA・今永昇太が、ZOOMでの取材に応じた。

 前回登板の8月2日・広島戦は6回2失点で勝利投手となったが、「初回で失点して球数も多かった。勝たせてもらっているので課題が浮き彫りになっていないような感じと、僕としてはずっと思い続けている」と反省の言葉を並べる。

 その上で、「とはいえ、投げているボールの一個一個は悪いわけではなかった」と良かった点についても振り返りつつ、「ブルペンではまっすぐのラインを出すとか、変化球をワンバウンドでしっかり投げることを意識して投げました」と調整過程について明かした。

 「追い込んでからの投球が一番の課題。カウントを作ることはできるかもしれないが、その後かんたんに打ち取ることを苦手としている」と言う左腕。なるべく迅速に打者を打ち取っていくことを意識しながら、「ゾーンで勝負と言っても、空振りもファウルも取れないボールで勝負をしてもただ単に危険なピッチングになってしまう」と、むやみやたらに勝負を急ぐことはしない。

 「そこのボールのチョイスに気を付けて、思い切って大胆に投げる時と、球数と時間を使うバッターを使い分ければ良いかなと思います」と語り、課題克服に向けた意気込みを述べた。

 あすのマウンドに向けては、「ここ最近は長いイニングを投げられていない。(カード頭の)火曜日は特別な曜日だと思うので、何点取られようが必ず長いイニングを投げることを意識してマウンドに上がりたい」と闘志を燃やす。

 相手は1.5ゲーム差で追いかける2位・阪神。「1・2番も、近本(光司)選手も足がありますし、終盤で代走で出てくる選手も自分の特徴を活かしてプレーしてくる。二死からでもムダなランナーを出さない、ムダなヒットを打たれないようにしなければ、8回・9回の良い場面で良いバッターに巡る可能性がある」とポイントを挙げ、「考えながら投げていきたい」とした。

 また、あすの予告先発・青柳晃洋は6月17日に投げ合って敗れている相手。

 「彼に負けないような投球をしなければ……と意識しすぎて、自分を苦しくしてしまった。もちろん、難攻不落な投手ですが、自分にできないことはやらないように気を付けたい」と“自然体”を強調。そのうえでリベンジを目指す。

 8月を迎え、試合数が100を超えたチームも出てきた中、DeNAは12球団最少の94試合。その分、9月は30日間で計27試合をこなすという異例の“超過密日程”となってしまった。

 そのことについても、左腕は「中継ぎの方々になるべく負担をかけないようにしたい」とコメント。「中継ぎは登板回数以外の疲れも来ていると思う。先発投手として長いイニングを投げるのは当たり前」と、“投球回数”について再度の強調。

 「少し球数が多くなっても、長いイニングを投げる。ただ、どうしても球数によって交代になってしまうことも可能性としてあると思うので、長いイニングを投げるためには球数も減らしていかないと。両方やって行かなければと思います」と続け、ブルペン陣を“リリーフ”するためにも力投を誓った。

 斎藤隆ピッチングコーチも「どんな状況でもゲームを作ってくれるピッチャー。どれだけイニングを伸ばしてくれるか」と全幅の信頼を寄せるエース左腕。

 まずは明日、真夏の横浜で“虎退治”を敢行する。

取材・文=萩原孝弘

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萩原孝弘

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