有資格1年目で得票率99.7%
現地時間21日、米野球殿堂が2025年の殿堂入りメンバーを発表。シアトル・マリナーズの球団会長付特別補佐兼インストラクターを務めるイチロー氏(51)が日本人史上初の選出を果たした。
2001年にマリナーズでMLBデビューを飾ったイチロー氏は、同年トップの打率.350、242安打、59盗塁をマークし、ア・リーグ史上最多116勝での地区優勝に貢献。史上2人目となる新人王とMVPの同時受賞を達成した。2004年にはシーズン262安打を放ち、ジョージ・シスラーの歴代最多記録を84年ぶりに更新。2010年まで10年連続でゴールドグラブ賞、シーズン200安打、オールスターゲーム出場を成し遂げた。
その後ヤンキース、マーリンズを経て、2018年からマリナーズへ復帰し、2019年3月に日本で行われた開幕シリーズで現役引退を発表。19シーズン通算2653試合に出場して打率.311、3089安打、117本塁打、780打点、509盗塁を記録した。
過去には野茂英雄氏、松井秀喜氏が候補者入りするも選出はかなわず、イチロー氏が日本人史上初となった。2019年のマリアーノ・リベラ氏以来2人目、野手史上初となる満票選出には惜しくも1票足りなかったが、2020年のデレク・ジーター氏と並んで歴代2位となる99.7%の得票率を獲得。日本球界のレジェンドが新たな金字塔を打ち立てた。