「体も徐々に出来上がってきたので、順調にきていると思います」。
ロッテの荻野貴司は、2月1日から始まる春季キャンプに向けて、順調に調整が進んでいる。
荻野は23年の取材で「全体的には(自主トレ期間の)練習量が減ってきた感じはしますけど、その分質のいい練習をしたい」と話していたが、このオフも自分の体と相談しながら自主トレに励む。
この時期、練習量を減らしている理由について訊くと、「あんまり体の状態というのが特に膝とか、寒いと負担がすごくあるので、ここで上げる必要はないのかなと感じでここ数年やっていました」と説明。
その分、新たにやり始めたトレーニングなどはあるのだろうかーー。
「その分というよりかは、ずっとやっている可動域を落とさないストレッチを多めに取り入れたりしていますね」。
2019年でいえば、1月の自主トレでは反応の練習のひとつとして、一塁ベースの後ろに立つスタッフが手を叩く音にあわせて走ることもあれば、投手役に牽制などを入れてもらい実戦を想定した走塁練習も繰り返し行ってきた。22年シーズンに向けての自主トレでは、膝の調子があまりよくなかったため、自主トレ期間で行ってきた練習を春季キャンプ中に行った。翌23年も「これからちょっとずつやっていこうかなと思っています」と石垣島春季キャンプから、走塁の準備を着々と進めていた。
このオフに関しても、「その時の体次第というんですか、そこまでいけてたらダッシュ系も入れますし、今はまだちょっと抑えているという感じですね」とのことだ。
21年に自身初の盗塁王に輝くなど、プロ通算260盗塁の韋駄天も、昨季はプロ入り後初めて0盗塁に終わり、レギュラーシーズン後の取材で「今の自分の足の脚力がこんなもんやったということだと思います」と話していた。今季に向けて盗塁について「まずは盗塁1を記録したいなと思います」とし、「盗塁のサインを出してもらえるような信頼を今回持ってもらえるようにしたいと思います」と語った。
ロッテの外野陣は、岡大海、髙部瑛斗、角中勝也、藤原恭大、山口航輝、石川慎吾、和田康士朗、愛斗とレギュラー候補が多く、そこにドラフト1位・西川史礁(青山学院大)が加わり、競争が熾烈になった。「1年間怪我しないというのが大前提だと思うので、まずはそこを目標にしてやっていくのと、自分の調整をしっかりできればなと思います」。プロ16年目、10月21日で40歳を迎えるベテランは、今季も年齢を感じさせないパフォーマンスでマリーンズファンを熱くさせてくれるはずだ。
取材・文=岩下雄太
ロッテの荻野貴司は、2月1日から始まる春季キャンプに向けて、順調に調整が進んでいる。
荻野は23年の取材で「全体的には(自主トレ期間の)練習量が減ってきた感じはしますけど、その分質のいい練習をしたい」と話していたが、このオフも自分の体と相談しながら自主トレに励む。
この時期、練習量を減らしている理由について訊くと、「あんまり体の状態というのが特に膝とか、寒いと負担がすごくあるので、ここで上げる必要はないのかなと感じでここ数年やっていました」と説明。
その分、新たにやり始めたトレーニングなどはあるのだろうかーー。
「その分というよりかは、ずっとやっている可動域を落とさないストレッチを多めに取り入れたりしていますね」。
2019年でいえば、1月の自主トレでは反応の練習のひとつとして、一塁ベースの後ろに立つスタッフが手を叩く音にあわせて走ることもあれば、投手役に牽制などを入れてもらい実戦を想定した走塁練習も繰り返し行ってきた。22年シーズンに向けての自主トレでは、膝の調子があまりよくなかったため、自主トレ期間で行ってきた練習を春季キャンプ中に行った。翌23年も「これからちょっとずつやっていこうかなと思っています」と石垣島春季キャンプから、走塁の準備を着々と進めていた。
このオフに関しても、「その時の体次第というんですか、そこまでいけてたらダッシュ系も入れますし、今はまだちょっと抑えているという感じですね」とのことだ。
21年に自身初の盗塁王に輝くなど、プロ通算260盗塁の韋駄天も、昨季はプロ入り後初めて0盗塁に終わり、レギュラーシーズン後の取材で「今の自分の足の脚力がこんなもんやったということだと思います」と話していた。今季に向けて盗塁について「まずは盗塁1を記録したいなと思います」とし、「盗塁のサインを出してもらえるような信頼を今回持ってもらえるようにしたいと思います」と語った。
ロッテの外野陣は、岡大海、髙部瑛斗、角中勝也、藤原恭大、山口航輝、石川慎吾、和田康士朗、愛斗とレギュラー候補が多く、そこにドラフト1位・西川史礁(青山学院大)が加わり、競争が熾烈になった。「1年間怪我しないというのが大前提だと思うので、まずはそこを目標にしてやっていくのと、自分の調整をしっかりできればなと思います」。プロ16年目、10月21日で40歳を迎えるベテランは、今季も年齢を感じさせないパフォーマンスでマリーンズファンを熱くさせてくれるはずだ。
取材・文=岩下雄太