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中学野球引退後の半年間、ライバルと差をつけるために何をする?|MAKE PROGRESS

<最初の2カ月で強化するのは『姿勢』>

成長期真っ只中であり、成長の個人差も大きいこの年代の選手達。『MAKE PROGRESS』では、子どもたちのどのような点に注意しているのだろうか? 松本竜生トレーナーに聞いた。

「いまの中学生を見ていて感じるのは、股関節と足首が硬い、柔軟性が低い子が多いということ。ですので、そういった点を意識したメニューを組んでいます。特に股関節を意識したメニューを重点的にいれて、そこから全身が連動していくダイナミックストレッチを行うようにしています」

トレーナーが指導を行うのは練習前のアップだけではない。

「練習中もグループ分けして行うときは、(グラウンド脇などで)3つ、4つのメニューをやらせています。最初の2カ月で強化するのは『姿勢』ですね。今日もやっていたのですが、パワーポジションにつながる、力を発揮できるような正しい姿勢になることが目標です。正しい姿勢は、怪我をしないためにも、パフォーマンスを上げるためにも大事になってきますから。その正しい姿勢を妨げるのが、今の子どもたちの普段の生活スタイルです。スマホを長時間使うなど、前かがみになりやすい生活習慣も姿勢に影響します。それによって肩甲骨が開かないということにも繋がっていきますから」

週末の練習以外にも、オンラインでも週1回、トレーニング指導を行っている。

「週末だけではなく平日もトレーニングをやってほしいですし、練習がない日でも自分の体と向き合う時間を作ってほしいですから。ライバルと差をつけたいなら平日にどれだけやるかだと思いますから」

<中学野球引退後、ライバルと一番差がつく半年間>

この日の練習の終わりは21時。最後にコーチ陣からその日のフィードバックが行われた。

「明日も朝から練習があります。高校野球になってくると毎日毎日、練習になります。疲労が溜まっていくこともあるけれども、そのなかでも練習をしないといけない。それが『高校野球』でもあるので、明日も朝が早いけれども元気を出して頑張ろうという気持ちを持って、グラウンドに来ることが大事。ぜひ明日も良い練習になるようにしてほしいなと思います」

高校野球では中学時代に比べて活動日数が増え、連日練習することも珍しくない。そうした環境に備え、体力だけでなく、日々のコンディションを整える習慣を身につけることも、この半年間の大切な準備になる。

そうした高校野球の環境に対応するための準備期間が、中3の9月〜3月までの半年間になる。この期間をどう過ごすか。中学野球を引退してから高校入学までの半年間は、ライバルと一番差がつく期間かもしれない。(取材・写真:永松欣也)