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「進学校の野球部で活躍できる子」をモデルケースにしていきたい|練馬アークス・ベースボールクラブU-15
学童野球チーム「練馬アークスJr.ベースボールクラブ」の代表、中桐悟さんがこの春から同チームの中学部にあたる軟式クラブチーム「練馬アークス・ベースボールクラブU-15」を立ち上げた。チームを立ち上げて4ヶ月。中桐代表と青柳淳之介監督に話を聞いた。
■中桐悟代表(BFJ公認野球指導者 U-15)

——「練馬アークス・ベースボールクラブU-15」立ち上げて、小学生チームとの違いはどんな所に感じますか?
中学生は体がものすごく成長する時期なので、身体的な不調、例えば成長痛やオスグッドなどが出やすいのかなと、この数ヶ月見ていただけで感じています。
——野球はただでさえ肘、肩、腰などに負担がかかります。体の変化、成長が著しい年代の子どもたちを預かるのも神経を使いますね。
ですので、チームには理学療法士の方がついてくれていますし、監督もいま理学療法士の勉強をしているところです。平日の練習を見てくれているヘッドコーチも柔道整復師の資格を持っています。今後はスポーツが専門のドクターとの提携も予定しています。体のプロフェッショナルのスタッフが揃っていますので、成長期の子どもたちの体のケアを万全にできる体制は整っているかなと思います。
——この年代の子たちは体が急速に成長するので、捕る、打つなどの感覚がおかしくなることがあるという話もよく聞きますね。
まさに私の長男がそうだったのですが、ぐっと体が成長する時期に自分の感覚と体が上手く合わないことが多いんです。それは小学生の時にはなかった感覚だと思います。その辺のことに関しては、スタッフが皆さんプロフェッショナルなので、専門的な知見でアドバイスや指導をしてくれています。それがこのチームの大きな強みかなと思います。
——チーム発足は部活動の地域移行を見据えてのことだったのでしょうか?
地域移行は自治体によって進んでいるところと、そうでないところの差が大きいのが現状です。練馬区は残念ながら後者ですね。ただ、一つ言えることは地域移行が進んでいようがいまいが、部活動がシュリンクしている現実があるということです。結果的にこのチームが部活動の受け皿になっていけたらいいなと思いますが、行政と連携して積極的に「うちが部活動の受け皿としてやっています!」ということではありません。学校とか行政とかのスピード感だと進むものも進まないので、少し乱暴な言い方になりますが、彼らの動きを待たずに自由に、勝手にやらせてもらっている感じです。
——このチームではこれからどういう子を輩出していきたい、どういうことを学んで欲しいと思っていますか?
高校野球にしっかり接続してあげるというのは、我々の活動の大きな軸ではあります。ですから、高校野球で必要なスキルはもちろん、礼儀とかチームワークとかも含めて、高校の野球部に入っても困らないように、しっかり身につけさせてあげたいと思っています。
あとは勉強との両立をしっかりさせること。野球の腕を磨いて野球推薦で高校に行こう、ということではなく、野球も勉強もできる子を育てていきたいなと思っていますので、「進学校の野球部で活躍できる子」を輩出することをモデルケースに考えています。
青柳淳之介監督(BFJ公認野球指導者 U-15)

——発足間もないチームでまだ1年生ばかり。まずは何から手をつけていこうかと思っていますか?
まずは声かけからですね。試合中の仲間への声かけや指示の声を出せる子は出していますが、出ていない子もいます。プレーの準備段階としての声かけができていないから、連携プレーなどがバタバタになってしまっています。連携の練習ももちろんやらないといけないですが、そこがまだプレー以前の部分かなと感じています。
声かけに限らず、挨拶や返事、感謝の気持ちをしっかりと持つことなどは、練習時間の長い、短いに関係なくできることですから、まずはそこをしっかりとやらせたいですね。そこは根気よく言っていきたいところです。
チームとしては怒る、怒鳴る指導はしない方針ですが、その部分は厳しくやっていかないといけないなと思っていますので、少し強めに言うようにはしています。
——チームの目標と課題を教えてください。
目標は全国大会に出場すること。課題は徹底事項が徹底できていないこと。先ほどの「声かけ」がまさにそれなのですが、例えば試合前に「ランナーが走ったらベンチの全員で『走った!』って言おう。打球が飛んだ先のポジションを全員で言おう」と決めても、試合の途中からは忘れてしまっています。ですので、チームとしての決まり事をまずは全員ができるようになること。それが今の課題ですね。
——このチームでやることのメリットはどんなところにあると思いますか?
いろんなチームがあると思いますが、まだ1年生だけで人数が少ないですし、学年毎の定員制ですので、子どもたち1人1人をしっかり見た指導ができること。いろんな経歴、スキルを持ったコーチ、トレーナーがいますので、細かい部分までしっかり見て貰える、教えて貰えることだと思います。(聞き手:写真:永松欣也)
