● 中日 0 － 4 ヤクルト ○
＜9回戦・バンテリンドーム＞

　ヤクルトは同率で並んでいた中日に勝利。リーグ戦再開初戦を快勝で飾り、13－0で大勝した交流戦ラストの楽天戦（神宮）から2連勝とした。

　ヤクルト打線は両軍無得点で迎えた4回、1番・並木が左中間突破の三塁打でチャンスメイク。そのあと一死一、三塁となり、4番・村上が左翼線に落ちる適時二塁打を放ち先制した。1点リードの8回も並木の遊撃内野安打などで一死一、二塁とし、2番・中村が左翼線突破の2点適時二塁打を放ち3－0。中日先発・小笠原をマウンドから引きずり降ろすと、代わった藤嶋から3番・山田が4点目となる中越え適時二塁打を放った。

　並木は6回の第3打席も一塁へのバント安打で出塁し、4打数3安打2得点と躍動。髙津監督の起用に応え小笠原攻略の口火を切った。

　投げては先発のサイスニードが快投。序盤3イニングをパーフェクトで終えると、一死一、二塁だった4回は4番・細川を遊ゴロ併殺斬り。来日初完投初完封がかかる9回は無死一、三塁のピンチを招いたが、細川を空振り三振に仕留めたあと続く石川を遊ゴロ併殺に仕留めバッテリーを組んだ中村と抱き合った。これで今季の中日戦は3戦3勝で21イニング連続無失点。9回105球、6安打無失点の力投で今季5勝目（3敗）を初完封で飾った。