川本光憲
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「野球の日」に本拠地デビュー 中日・根尾昂、“2年目のドラ1”の現在地
◆ 8月9日=「野球(8・9)の日」 代打コールで場内が盛り上がった。上限5000人に限定したナゴヤドームとは思えない熱気が充満する。 2年... -
「大野さん、きょうだけは勝ち星譲って…」 日体大・辻コーチは祈った
◆ “先輩”と投げ合った“愛弟子” その感情は複雑ではなく、明確だった──。 7月31日、ヤクルト戦(ナゴヤドーム)。今季7度目の登板で初勝利を... -
「出る気でした」…記者の携帯に残る、中日・高橋周平からのメッセージ
◆ 復帰が「見送り」に… 7月24日(金)の阪神戦。中日・高橋周平内野手(26)にとって、この日は復帰戦となるはずだった。 一軍に合流し、シート... -
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修羅場をくぐってきた男たち…阿部寿樹と岡野祐一郎、竜の逆襲のカギを握る“遠回り組”
◆ 「迷惑をかけていたので…」 こんなに静かなヒーローインタビューも珍しい。コロナ禍のせいで観客が少ないだけが理由ではなさそうだった。 16日、... -
「頼むぞ、ワチョ」…竜の新任コーチの祈りが通じた“スイープ阻止”
◆ 3タテ阻止の立役者 試合が終わると、記者の携帯が鳴った。無料通話アプリ「LINE」のメッセージ通知だった。 「心配していたのでホッとしていま... -
「やるしかないっしょ」…中日の主将・高橋周平が誕生した夜
◆ 4年ぶりの白星発進! 6月19日(金)、プロ野球の2020年シーズンが開幕。中日は敵地・神宮に乗り込んでヤクルトとの開幕戦に望み、延長10回の激闘を... -
中日の秘密兵器候補は「第5の助っ人」 実はあの“伝説の右腕”のご近所さん
◆ 戸惑った“投手の投げ方” 無観客のスタンドに響いた打球音は「ボコッ!」──。会心というより、詰まっていた。それでも、低い弾道の白球は、そのまま左翼フ... -
「母数が少ないから」…名古屋大出身左腕・松田亘哲が素質を証明するまでの道のり
◆ 「名古屋大初のプロ野球選手」の今 開幕を控えた一軍が本拠地・ナゴヤドームで紅白戦を行っていた、5月30日。名古屋大から育成ドラフト1位で入団した投手... -
“自粛期間”をプラスに変えて…中日・荒木コーチが待つ、休止明けの開花
◆ 中日・荒木コーチと「五右衛門風呂」 40代以上の方には、一家言あるかもしれない。鉄釜の下から火をたき、板の上に足を踏み入れ、かがむようにして入る「五... -
「キヨが監督をしている姿が見たい」…“バット投げ事件”の当事者・平沼定晴氏が語った戦友への想い
◆ プロ野球史に残る衝撃のシーン 新型コロナウイルスの感染拡大により、日本の球界はストップしたまま。動画サイトで流れる過去の名シーンや、現役選手による子... -
トミー・ジョンで蘇れ!ブルペン陣の精神的支柱・田島慎二
◆ 悩んだ末の決断 新型コロナウイルスの感染拡大で外出自粛は続く。自宅でテレビゲームをする小笠原慎之介は言った。 「僕、抑えは田島さんですよ... -
「野球の夢。プロの誇り。」 中日・京田陽太が背負う使命
◆ 試合数減を受けて… トーンの低かった声が少しだけ明るくなった。 4月17日に行われた日本野球機構(NPB)の代表者会議で、レギュラーシー...