コラム 2015.02.06. 18:34

球界初、ユニフォームに個人スローガン DeNA選手が自身に課した目標は…

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「HIT IT! IF YOU CAN.(打てるものなら打ってみろ)」のスローガンを掲げた番長・三浦大輔
三浦大輔 ,

山口俊がメンタル面の問題を克服する!?


 毎シーズン、プロ野球チームがスローガンを発表していることは広く知られている。すでに今季も12球団全てのスローガンが発表済み。なかでも特徴的なものをあげると、昨季の日本一チーム・ソフトバンクのスローガンは「熱男(あつお)」だ。

 去る1月26日、「導(みちびく)」を今季のスローガンに掲げたDeNAが、球団のスローガンとは別に「Personal slogan(パーソナル・スローガン」を発表した。これは各選手が自らに課したスローガン。それぞれのユニホームの裏側に記される、球界初の試みだという。

 これがそれぞれの個性が表れていてなかなかに興味深い。主な選手のPersonal sloganを和訳とともに紹介しよう。まずは投手陣から。

山口俊「THE ENEMY WITHIN(内なる敵)」
井納翔一「KEEP ON ATTACKING(攻め続けろ)」
加賀繁「GO ABOVE AND BEYOND(期待を上回れ)」
三嶋一輝「AUDACITY(ずぶとさ)」
三浦大輔「HIT IT! IF YOU CAN.(打てるものなら打ってみろ)」
岡島秀樹「BELIEVE IN YOURSELF(自分を信じろ)」
高崎健太郎「HARD WORK REAPS REWARDS(努力は報われる)」
林昌範「SELF BELIEF(自信)」
久保康友「OUT ON MY OWN(独立)」
萬谷康平「BITE THE BULLET AND FOLLOW THE DREAM(困難に立ち向かい夢を追え)」
三上朋也「BE WHO YOU ARE(自分らしく)」
大原慎司「ALL OR NOTHING(妥協するな)」
高橋尚成「LIVE IN THE NOW(今を生きる)」
ギジェルモ・モスコーソ「NEVER LOOK BACK(振り返るな)」
長田秀一郎「JUST PLAY AND ENJOY THE GAME(ただ試合を楽しめ)」
国吉佑樹「Work'll win when wishing won't(願いがかなわないとき、勝利を勝ち取るのは努力だ)」
加賀美希昇「TENACITY IS STRENGTH(粘り強さこそ強さ)」

 ハマの番長こと三浦はさすがエース。他球団ファンでもしびれる格好良さだ。山口のPersonal sloganは「内なる敵」。昨季途中、先発に転向した後は安定したピッチングを披露したものの、メンタル面の弱さを指摘されることも多いだけに、「まさに!」といったところではないだろうか。

 また、久保康友は「独立」。すでに十分過ぎるほど一本立ちしている投手だが、どこか現状の自分には納得できていない部分があるのだろうか!? チームスポーツのなかで「個の強さ」を求めるところなどは、ひょうひょうとした久保のキャラクターと相まってぴったりに思えてくる。


「無心」になった石川雄洋がチームをリードする!

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 続いては野手陣を見てみよう。

黒羽根利規「BE PREPAERD(覚悟を決める)」
山崎憲晴「SMILE FOR ALL(全ての人に笑顔を)」
石川雄洋「FEEL! DON'T THINK(考えるな、感じろ!)」
白崎浩之「UNYIELDING SPIRIT(負けん気)」
柳田殖生「ENJOY BASEBALL(野球を楽しめ)」
アーロム・バルディリス「GIVE IT ALL YOU'VE GOT(全力を尽くせ)」
後藤武敏「MAKE IT HAPPEN IN YOKOHAMA!!(横浜で実現させる!!)」
梶谷隆幸「I CAN DO IT.(俺はやれる)」
荒波翔「FLY WITH YOUR SUPPORT(支えとともに羽ばたく)」
多村仁志「INFINITY OF POSSIBILITIES(無限の可能性)」
筒香嘉智「TAKE EVERY CHANCE. DROP EVERY FEAR(あらゆるチャンスをつかみあらゆる恐怖を捨てろ)」
桑原将志「GOOD TEAMMATES(最高の仲間たち)」
下園辰哉「NEVER SAY NEVER(絶対に諦めない)」

 過去3シーズンにわたりキャプテンを務めた石川が掲げたのは「考えるな、感じろ!」。昨季は自身最多の138試合に出場したものの、過去5シーズンで最低の打率.248に終わった。2010年には36盗塁を記録した足も昨季は9盗塁にとどまり、周囲の期待と比較すると物足りないと言わざるを得ない成績。筒香にキャプテンの座を譲り「無心」となった石川が、再びチームをリードできるか。

 石川同様に、昨季は本来の力を発揮できなかった梶谷は、「俺はやれる」と自らに言い聞かせる内容。誰もが「もっとやれる選手!と思うほど、身体能力に優れた選手だけに、こちらもまたその効果に期待したい。

 悲願のAクラス入りに向けてキャンプインした中畑監督率いるDeNA。それぞれの「Personal slogan」を意識しながら試合観戦すれば、また普段のシーズンとは違った見方ができそうだ。

文=清家茂樹(せいけ・しげき)

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