○ 阪神 4 － 1 広島 ●
＜19回戦・甲子園＞

　阪神は9月負けなしの6連勝。2位・広島とのゲーム差を「9」に広げ、優勝マジックは一気に「10」となった。

　阪神打線は初回、苦手にしている広島先発・床田に対し、3番・森下が豪快な左越えソロを放ち先制。森下はこの一発で今季10号とし、阪神の選手では2021年の佐藤輝以来となる新人2ケタアーチをマークした。2回はその5番・佐藤輝が、18号ソロをバックスクリーン右へ運び2点目。新旧ドラ1のアベック弾に甲子園は熱狂に包まれた。

　5回は四球と犠打で一死二塁の好機を作り、8番・木浪の右前適時打で3点目。2点差に詰め寄られた直後の8回は二死一塁で、4番・大山が三塁線を破る適時二塁打を放ち、一走・近本が長駆ホームインを果たした。

　先発の村上は初回から安定した投球で7回まで無失点。8回に代打・松山に右越え適時二塁打を浴び降板したが、なおも一死二塁のピンチを2番手・島本が無失点で凌いだ。

　3点リードの9回は守護神・岩崎がパーフェクト救援で締めリーグトップに並ぶ30セーブ目（3勝2敗）。8回途中6安打1失点の村上は大台の10勝目（5敗）に到達した。