ニュース 2014.07.28. 14:11

和田、“3度目の正直”なるか 現地時間28日ロッキーズ戦に先発

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現地時間28日(日本時間29日)、本拠地で行われるロッキーズ戦に先発登板するカブス・和田毅 [Getty Images]
カブス - ロッキーズ
<現地時間7月28日(日本時間29日) リグリー・フィールド>

 カブスの和田毅投手が現地時間28日(日本時間29日)、本拠地で行われるロッキーズ戦に先発登板する。今季3度目の先発機会だが、未勝利の和田にとっては是が非でも勝利がほしいところだ。

 左肘手術を経て、渡米3年目にして初めて大舞台で登板するチャンスを勝ち取った和田。初登板は8日のレッズ戦だった。5回を投げ5安打、1失点(自責0)、3奪三振、1四球と好投。初勝利はならなかったものの、後半戦の先発ローテーション入りへ向けて大きく前進した。

 だが、2度目の先発となった23日のパドレス戦では、4回3分の0を投げ5失点、5安打、4四球と制球が定まらず、今季1敗目を喫していた。米スポーツ専門局ESPN(電子版)によると、和田は試合後「レッズ戦に比べて全体的にコントロールが悪かった。自分自身に残されたチャンスは多くないので、非常に悔しい」と振り返り、危機感を口にしている。

 “3度目の正直”へ向けて今回対戦するのは、ナ・リーグ西地区で最下位のロッキーズ。順位こそ奮わないものの、打率(.282)、本塁打(121)、打点(469)の打撃3部門でリーグトップを誇る超攻撃的なチームだ。だが一方で、アウェイの成績を見ると、1試合平均3.6得点にとどまり、16勝33敗と大きく負け越しており、和田にとってポジティブなデータといえる。

 カブスはナ・リーグ中地区で最下位に位置し、唯一の勝率4割台(.408)と低迷。先発の2投手をトレードで放出するなど、すでに来季に向けて戦力を見極めている状態といえる。それだけに背水の陣となる今回の登板でしっかり結果を残し、先発ローテーション入りを掴み取りたい。
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