ドラ1・平沢はマルチ安打
6日、ロッテ対楽天の二軍戦がQVCマリンで行われ、ドラフト1位ルーキーの平沢大河、同2位の関谷亮太、同7位の高野圭佑、育成1位の大木貴将の4選手が、一軍の本拠地でプレーした。
ドラ1の平沢は、「2番・遊撃」で先発出場。初回の第1打席は空振り三振に倒れたが、4回一死走者なしの第2打席で、センター・オコエ瑠偉(楽天)の頭上を越える三塁打で出塁。続く、三木亮の適時打で先制のホームを踏んだ。
6回の第3打席もセンター前に運び、今季8度目のマルチ安打を記録。第4打席は空振り三振に倒れたが、この日は4打数2安打で打率.297。試合後には、一軍の試合前練習でQVCマリンにいた鈴木大地から「ナイスバッティング」と声をかけられ、握手を交わしていた。
ドラ2・関谷、ドラ7・高野が揃って好投
ドラ2の関谷は先発した。川越英隆二軍投手コーチが試合後、「正直調子が良くなかった」と話していたように、立ち上がりから毎回のように走者を苦しい投球。それでも、失点は6回に榎本葵に許した適時打のみ。要所を締めて、6回を6安打、2四死球、1失点に抑えた。川越投手コーチは「ボールに力がある。状態が悪い中でゲームを作ってくれた」と評価した。
4点リードの8回からは、ドラ7の高野が登場。先頭の柿沢貴裕を二ゴロに仕留めると、続く4番の北川倫太郎を3球三振。最後はイースタン・リーグ首位打者の中川大志を150キロのストレートで遊ゴロに打ち取り、打者3人をわずか8球で料理した。
これで高野は、4月15日ヤクルトとの二軍戦から6試合連続無失点。川越投手コーチも「(シーズン当初は)調子が良くなかったが、良くなっている。(この投球が)継続できれば、一軍昇格もあるかもしれない」と太鼓判を押した。
育成の大木はマリンで初安打
育成ドラフト1位の大木は、守備から途中出場。「プロに入ってマリンで打席に立つのは初めてだったので、気持ち良かった」と話した7回の初打席で、ピッチャー菊池保則に弾き返す内野安打で出塁。5月3日のDeNA戦から続く連続試合安打を4に伸ばした。
打撃だけでなく、足でも続く平沢の2球目で二盗を決めるなど、存在感を見せた。「好調を維持して、支配下にあがれるように頑張っていきたい」と意気込んだ。
今回はQVCマリンでプレーしたとはいえ、あくまで二軍戦。ルーキーたちは一日も早く、大勢のファンが集まる一軍の舞台でプレーしたいところだ。