10年連続と初出場
いよいよ開幕するクライマックスシリーズ。セ・リーグの1stステージは、王者・広島への挑戦権をかけて巨人とDeNAが激突する。
今年のセ・リーグは広島が独走。2位の巨人に17.5ゲームの大差をつけてペナントを制した。一方で、2位の巨人と3位・DeNAの差は2ゲームだけ。直接対決ではDeNAが巨人に対して14勝10敗1分と勝ち越しており、DeNAが6連勝中。勢いで言えばDeNAの方に分があるようにも見える。
しかし、この“短期決戦”という点で見れば差は歴然。巨人が2007年の導入以降、今年まで10年連続でCSに出場しているのに対し、DeNAは初めてとなる舞台。どれだけ普段通りの野球ができるのか、これは戦ってみないと分からないことだろう。
不安との戦い
迎え撃つ立場の巨人であるが、CS直前にして暗い話題が多い。
ひとつはクルーズの抹消。練習態度が問題視された助っ人は、1stステージを前に出場選手登録から外された。
これまで以上に一致団結して戦うことが必要になってくる中、規律を守れない、和を乱すような選手は置いておけないというのはよく分かるのだが、チームにとっては大きな痛手なのは間違いない。
さらに直前になって、エースの菅野智之が体調不良で練習を早退。多くは語られていないが、初戦の先発マウンドに登る可能性は限りなく低くなった。
巨人はこの苦境をはね退け、広島行きの切符を掴むことができるのか。はたまた怖いものなしのDeNAが一気に駆け上がるのか。大注目の初戦は14時にプレイボール。
【試合予定】
巨人(???)- DeNA(???)
<東京ドーム 14時00分>
※セ・リーグは予告先発なし