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新井貴浩が阪神退団へ 1億円以上のダウン提示は“アニキ”以来3年ぶり…

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退団が決定的な阪神の新井貴浩[Getty Images]
 4日、阪神の新井貴浩がチームを退団する決意を固めた。今季の推定年俸2億円から、野球協約で定められた減額制限(1億円以上は40パーセント)を超える1億3000万円減の、7000万円前後の条件提示を受けたとみられる。

 新井は今季、オープン戦で打率.333をマークするなど好調な滑り出しを見せるも、シーズンが開幕すると新外国人のゴメスが「4番・一塁」に定着し、打点王(109打点)のタイトルを獲得するなどの大活躍。それに伴い新井の出番も代打が主となり、今季は阪神加入後最低となる打率.244、3本塁打31打点の成績に終わっていた。

 過去5年で振り返ってみても、40パーセント以上のダウン提示に同意して阪神に残った選手は2人いる。09年オフの矢野燿大と下柳剛だ。

 矢野は右肘痛や右足首の骨折など相次いで故障に見舞われ、30試合の出場にとどまった09年のオフに、当時の推定年俸2億1000万円から7000万円への大幅な減俸を提示された。67パーセント減は球団史上最大となるダウン率である。結局、矢野は阪神に残留することを選択したが、翌10年には城島健司が加入し、さらに出場機会は減少。矢野は同年限りで現役を引退した。

 同じく09年、下柳も8勝8敗に終わり、自身の連続2ケタ勝利が4年で途切れると、オフに制限いっぱいの40パーセントダウン提示を受け、1億800万円でサインした。

 また、新井の兄貴分でもある金本知憲も、減額制限を超えるダウンではなかったものの、1億円以上の減額を経験している。フルイニング出場継続中だった09年は144試合、打率.261、21本塁打91打点とまずまずの成績を残したが、5億5000万円から1億円ダウンの4億5000万円でサイン。10年は右肩の故障の影響で連続フルイニング出場が1492試合で止まり、この年のオフは前年と同じ1億円のダウンに。11年オフはさらに減額となる1億4000万円減を味わった。

 球団からの提示に対して本人が同意しなかった場合、球団側は保有権を放棄し、選手は自由契約となる。かつて北京五輪で日本代表の4番も務めた男の行き先は、果たしてどこになるのか。
 
【阪神過去5年で40パーセント減額した選手(前年1億円以上もらった選手)】
09年オフ 矢野燿大 2億1000万円 → 7000万円  67パーセントダウン
09年オフ 下柳剛  1億8000万円 → 1億800万円 40パーセントダウン

【阪神過去5年で年俸1億円以上ダウンした選手】
09年オフ 矢野燿大 2億1000万円 → 7000万円
09年オフ 金本知憲 5億5000万円 → 4億5000万円
10年オフ 金本知憲 4億5000万円 → 3億5000万円
11年オフ 金本知憲 3億5000万円 → 2億2000万円
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