10月31日からFA権の申請手続きがスタートし、本格的にストーブリーグが幕を開けた。FA制度は93年のオフから導入され、これまで多くの選手がこの権利を手にして移籍している。今回は、この21年間でFA権を行使し、元の球団から他球団or海外へ移籍した選手が多いチーム、FAで獲得した選手が多いチームを調べてみた。
FA権を行使して元の球団から他球団(海外含む)へ移籍した選手は、21年間で97人。中でも、選手を最も多く流出してしまっているのは西武の13人。94年オフにFAでダイエーへ移籍した工藤公康を始め、清原和博、和田一浩などは他球団へ、松井稼頭央、中島裕之は活躍の舞台を海外に求めてFA権を行使し、移籍している。今季は国内FA権を取得した炭谷銀仁朗の残留が決まったが、昨季も片岡治大が巨人、涌井秀章がロッテへ移籍するなど、毎年のように主力選手のFA移籍が相次いでいる。
選手が流出してしまうチームもあれば、潤沢な資金力で新戦力を獲得していくチームもある。最も選手を獲得しているのが巨人の17人で、2位がソフトバンクの13人。ソフトバンクは近年、巨人とともにFA市場をにぎわせている。特に10年オフ以降は、内川聖一(10年オフ)、細川亨(10年オフ)、帆足和幸(11年オフ)、寺原隼人(12年オフ)、中田賢一(13年オフ)、鶴岡慎也(13年オフ)と4年連続でFA選手を獲得。ここ4年で見ると12球団で最もFA選手を獲得している球団となる。
すでに何人かの選手がFA権の行使を発表し、にわかに慌ただしくなってきたストーブリーグ。今年はどの球団が笑みを浮かべ、涙を流すことになるのだろうか。
工藤公康、石毛宏典、清原和博、松井稼頭央、豊田清、和田一浩、土肥義弘、細川亨、許銘傑、帆足和幸、中島裕之、片岡治大、涌井秀章
2位 ソフトバンク(9人)
武田一浩、工藤公康、若田部健一、村松有人、城島健司、杉内俊哉、和田毅、川崎宗則、山崎勝己
2位 オリックス(9人)
石嶺和彦、山沖之彦、中嶋聡、木田優夫、星野伸之、田口壮、加藤伸一、日高剛、寺原隼人
2位 日本ハム(9人)
河野博文、片岡篤史、岡島秀樹、小笠原道大、建山義紀、藤井秀悟、森本稀哲、田中賢介、鶴岡慎也
2位 阪神(9人)
松永浩美、仲田幸司、新庄剛志、藪恵壹、野口寿浩、藤本敦士、藤川球児、平野恵一、久保康友
6位 巨人(8人)
駒田徳広、松井秀喜、小久保裕紀、上原浩治、高橋尚成、鶴岡一成、サブロー、小笠原道大
6位 中日(8人)
落合博満、前田幸長、野口茂樹、福留孝介、川上憲伸、中村紀洋、小池正晃、中田賢一
8位 広島(7人)
川口和久、江藤智、金本知憲、黒田博樹、新井貴浩、高橋建、大竹寛
8位 DeNA(7人)
佐々木主浩、小宮山悟、谷繁元信、門倉健、相川亮二、内川聖一、村田修一
8位 ヤクルト(7人)
広沢克己、吉井理人、川崎憲次郎、高津臣吾、稲葉篤紀、石井一久、五十嵐亮太
11位 ロッテ(5人)
田村藤夫、小林雅英、薮田安彦、橋本将、小林宏之
12位 楽天(3人)
藤井彰人、福盛和男、岩隈久志
12位 近鉄(3人)
金村義明、山崎慎太郎、大村直之
落合博満、川口和久、広沢克己、河野博文、清原和博、工藤公康、江藤智、前田幸長、野口茂樹、豊田清、小笠原道大、門倉健、藤井秀悟、村田修一、杉内俊哉、大竹寛、片岡治大
2位 ソフトバンク(13人)
松永浩美、工藤公康、石毛宏典、田村藤夫、山崎慎太郎、大村直之、小久保裕紀、細川亨、内川聖一、帆足和幸、寺原隼人、中田賢一、鶴岡慎也
3位 阪神(9人)
石嶺和彦、山沖之彦、星野伸之、片岡篤史、金本知憲、新井貴浩、藤井彰人、小林宏之、日高剛
4位 DeNA(8人)
駒田徳広、若田部健一、野口寿浩、橋本将、森本稀哲、鶴岡一成、小池正晃、久保康友
5位 中日(6人)
金村義明、武田一浩、川崎憲次郎、谷繁元信、和田一浩、小笠原道大
6位 オリックス(4人)
村松有人、許銘傑、平野恵一、山崎勝己
7位 ロッテ(3人)
仲田幸司、サブロー、涌井秀章
8位 西武(2人)
中嶋聡、石井一久
8位 ヤクルト(2人)
相川亮二、藤本敦士
10位 日本ハム(1人)
稲葉篤紀
10位 楽天(1人)
中村紀洋
10位 近鉄(1人)
加藤伸一
13位 広島(0人)
吉井理人、木田優夫、佐々木主浩、新庄剛志、小宮山悟、田口壮、松井秀喜、高津臣吾、松井稼頭央、藪恵壹、城島健司、岡島秀樹、黒田博樹、小林雅英、薮田安彦、福盛和男、福留孝介、川上憲伸、上原浩治、高橋建、五十嵐亮太、高橋尚成、建山義紀、和田毅、岩隈久志、川崎宗則、藤川球児、中島裕之、田中賢介
独立リーグ(1人)
土肥義弘
FA権を行使して元の球団から他球団(海外含む)へ移籍した選手は、21年間で97人。中でも、選手を最も多く流出してしまっているのは西武の13人。94年オフにFAでダイエーへ移籍した工藤公康を始め、清原和博、和田一浩などは他球団へ、松井稼頭央、中島裕之は活躍の舞台を海外に求めてFA権を行使し、移籍している。今季は国内FA権を取得した炭谷銀仁朗の残留が決まったが、昨季も片岡治大が巨人、涌井秀章がロッテへ移籍するなど、毎年のように主力選手のFA移籍が相次いでいる。
選手が流出してしまうチームもあれば、潤沢な資金力で新戦力を獲得していくチームもある。最も選手を獲得しているのが巨人の17人で、2位がソフトバンクの13人。ソフトバンクは近年、巨人とともにFA市場をにぎわせている。特に10年オフ以降は、内川聖一(10年オフ)、細川亨(10年オフ)、帆足和幸(11年オフ)、寺原隼人(12年オフ)、中田賢一(13年オフ)、鶴岡慎也(13年オフ)と4年連続でFA選手を獲得。ここ4年で見ると12球団で最もFA選手を獲得している球団となる。
すでに何人かの選手がFA権の行使を発表し、にわかに慌ただしくなってきたストーブリーグ。今年はどの球団が笑みを浮かべ、涙を流すことになるのだろうか。
FAによる流出選手が多い球団ランキング(13年オフ終了時点)
1位 西武(13人)工藤公康、石毛宏典、清原和博、松井稼頭央、豊田清、和田一浩、土肥義弘、細川亨、許銘傑、帆足和幸、中島裕之、片岡治大、涌井秀章
2位 ソフトバンク(9人)
武田一浩、工藤公康、若田部健一、村松有人、城島健司、杉内俊哉、和田毅、川崎宗則、山崎勝己
2位 オリックス(9人)
石嶺和彦、山沖之彦、中嶋聡、木田優夫、星野伸之、田口壮、加藤伸一、日高剛、寺原隼人
2位 日本ハム(9人)
河野博文、片岡篤史、岡島秀樹、小笠原道大、建山義紀、藤井秀悟、森本稀哲、田中賢介、鶴岡慎也
2位 阪神(9人)
松永浩美、仲田幸司、新庄剛志、藪恵壹、野口寿浩、藤本敦士、藤川球児、平野恵一、久保康友
6位 巨人(8人)
駒田徳広、松井秀喜、小久保裕紀、上原浩治、高橋尚成、鶴岡一成、サブロー、小笠原道大
6位 中日(8人)
落合博満、前田幸長、野口茂樹、福留孝介、川上憲伸、中村紀洋、小池正晃、中田賢一
8位 広島(7人)
川口和久、江藤智、金本知憲、黒田博樹、新井貴浩、高橋建、大竹寛
8位 DeNA(7人)
佐々木主浩、小宮山悟、谷繁元信、門倉健、相川亮二、内川聖一、村田修一
8位 ヤクルト(7人)
広沢克己、吉井理人、川崎憲次郎、高津臣吾、稲葉篤紀、石井一久、五十嵐亮太
11位 ロッテ(5人)
田村藤夫、小林雅英、薮田安彦、橋本将、小林宏之
12位 楽天(3人)
藤井彰人、福盛和男、岩隈久志
12位 近鉄(3人)
金村義明、山崎慎太郎、大村直之
FAによる獲得選手が多い球団ランキング(13年オフ終了時点)
1位 巨人(17人)落合博満、川口和久、広沢克己、河野博文、清原和博、工藤公康、江藤智、前田幸長、野口茂樹、豊田清、小笠原道大、門倉健、藤井秀悟、村田修一、杉内俊哉、大竹寛、片岡治大
2位 ソフトバンク(13人)
松永浩美、工藤公康、石毛宏典、田村藤夫、山崎慎太郎、大村直之、小久保裕紀、細川亨、内川聖一、帆足和幸、寺原隼人、中田賢一、鶴岡慎也
3位 阪神(9人)
石嶺和彦、山沖之彦、星野伸之、片岡篤史、金本知憲、新井貴浩、藤井彰人、小林宏之、日高剛
4位 DeNA(8人)
駒田徳広、若田部健一、野口寿浩、橋本将、森本稀哲、鶴岡一成、小池正晃、久保康友
5位 中日(6人)
金村義明、武田一浩、川崎憲次郎、谷繁元信、和田一浩、小笠原道大
6位 オリックス(4人)
村松有人、許銘傑、平野恵一、山崎勝己
7位 ロッテ(3人)
仲田幸司、サブロー、涌井秀章
8位 西武(2人)
中嶋聡、石井一久
8位 ヤクルト(2人)
相川亮二、藤本敦士
10位 日本ハム(1人)
稲葉篤紀
10位 楽天(1人)
中村紀洋
10位 近鉄(1人)
加藤伸一
13位 広島(0人)
番外編
海外移籍(マイナー含む)(29人)吉井理人、木田優夫、佐々木主浩、新庄剛志、小宮山悟、田口壮、松井秀喜、高津臣吾、松井稼頭央、藪恵壹、城島健司、岡島秀樹、黒田博樹、小林雅英、薮田安彦、福盛和男、福留孝介、川上憲伸、上原浩治、高橋建、五十嵐亮太、高橋尚成、建山義紀、和田毅、岩隈久志、川崎宗則、藤川球児、中島裕之、田中賢介
独立リーグ(1人)
土肥義弘