ニュース 2014.05.24. 19:40

1番・菊池、3番・ロサリオ 広島“超攻撃的”布陣も不発

24日のオリックス戦に1-8で敗れた広島。これで交流戦は12球団唯一の未勝利、リーグでも2位・阪神に1ゲーム差に迫られた。

交流戦2カードの対戦相手が、パ・リーグで2強を形成しているソフトバンクとオリックスなのだから致し方ない部分はある。しかし、これまでの快進撃を支えてきた前田健太、大瀬良大地の2枚看板で敗れたオリックス戦は、今後にも影響を及ぼしそうな完敗だった。

それでも前日3失点の前田と、ここまで5勝のルーキーは責められない。課題はやはり打線。春先は驚異的な繋がりで効率よく得点を重ねてきたが、交流戦では繋がりを欠き、4試合の総得点はわずかに6。これではさすがに勝てない。

今日のスタメンは、開幕からただ一人、2番で固定されてきた菊池を左腕・八木対策として1番に抜擢。そして2番には従来3番を打つ丸を入れ、その3番に、この日1軍に再登録されたロサリオを入れるという“超攻撃的”な布陣で臨んだ。しかし結果は、オリックス投手陣の早めの継投にも翻弄され不発。だが、指揮官の積極的な組み替えは、選手たちの危機感を刺激したはずだ。

ここまで投手陣に支えられリーグ首位を快走してきた広島。明日からは本拠地に戻り、マツダスタジアムで初めて指名打者制の試合を戦うことになる。投手にやや疲れが見え始めた今だからこそ野手陣が奮起し、リーグ首位の名に恥じない戦いぶりを見せてほしいところ。指名打者制の明日も、指揮官の積極采配に期待したい。










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