被安打3、わずか1失点とほぼ完璧な投球を見せた西が、今季9戦目で初黒星。自身の開幕連勝記録は8で止まった。

28日の中日戦に先発した西。この日も立ち上がりからテンポの良い投球で、序盤からスコアボードに0を並べた。しかしこの日は、これまで西を援護してきた打線が、中日の先発・大野の前に沈黙。7回まで2併殺を記録するなど拙攻も目立ち、試合はゼロ行進のまま7回裏に突入した。

西は7回も簡単に2死を奪うが、3番・森野に二塁打を打たれ、この日初めてスコアリングポジションにランナーを背負う。すると、迎えた4番・ルナにセンター前に弾き返され、痛恨の失点を喫した。

それでも8回、打線が二死満塁と一打逆転のチャンスを作るも、5番・T-岡田がセンターフライに倒れ無得点。9回も岩瀬に封じられ、西は最少失点で今季初黒星を喫した。

オリックスはこれで、ナゴヤドームでの中日戦は、通算4勝14敗1分と2ケタの負け越し。西の連勝記録は、鬼門のナゴヤドームでストップした。